水産庁の2013年度補助事業「国産水産物流通促進事業」を実施する国産水産物流通促進センター(日本水産保護資源協会などで構成)は、機器整備などの経費の支援を求める利用者を現在、募集している。「国産水産物の流通の目詰まり」を解消するのが狙い。
例えば、小売業者の「漁獲したサバを浜で一次加工してくれると扱いやすい」という要望に応えるため、加工まで手掛ける意欲のある産地業者の機器購入などを補助する。
支援を受ける前提として、同センターが派遣する指導員の助言を得た上で、計画書の提出が条件となる。評価委員会が計画書を審査し、認められれば経費補助を受けることができる。
5日までに指導員派遣の申し込みを行い、19日までに計画書を同センター(東京都千代田区)に提出する。既に85件の応募があるという。第2次募集も9月に予定している。水産庁はこの事業に7億8000万円を計上している。
問い合わせは同センター(電話03-6680-4277)へ。