ナガノトマトを連結化、トマトの加工技術取り込む

 日本製粉はトマトなどを原料とする加工食品会社ナガノトマトの発行済株式を51%取得、連結子会社とした。原材料や資材の共同調達によるコスト低減、食品分野の多角的な展開に弾みをつける。
 ナガノトマトは1957年設立。トマトケチャップやなめ茸製品などの製造、販売を手掛け、2012年12月期の売上高は42億7200万円。
 自社ブランドトマト「愛果(まなか)」は約10年間かけて生み出した品種で、ジュースに加工したときにフレッシュでさらりとした飲み口になるよう開発した。豊産性があり、病気にも強い。契約農家が栽培した「愛果」を原料にしたジュースは農林水産大臣賞を4回受賞している。
 日本製粉はナガノトマトが手掛ける加工用トマトやケチャップの生産ノウハウを生かして、トマトベースの液体調味料を拡充する。