天津でヤクルト生産開始、順次設備増強へ

 ヤクルト本社は中国ヤクルトの製造子会社である天津ヤクルト(天津工場)で「ヤクルト」の生産を3日から開始した。中国第3番目の工場となるもので、2002年に広州工場が、次いで2002年に上海工場が生産を開始している。
 沿岸部を中心に華南や華東、華北と順次販売地域を拡大しており、広州と上海の両工場ではこれまで生産能力を適時増強してきた。現在はこの2工場で、日産約290万本の生産能力を持つ。
 華北・東北地方の製品供給能力を向上させるため、2007年に天津ヤクルトを中国・天津経済技術開発区(TEDA)に設立し、2009年11月から工場の建設を進めてきた。今回、生産を開始する天津工場では、当初「ヤクルト」を日産約30万本で、順次設備を増強することで、最大生産能力約146万本を見込んでいる。