物流センターに燃料400klの備蓄基地

 セブン&アイ・ホールディングスはイトーヨーカ堂の物流センター(杉戸センター=埼玉県北葛飾郡杉戸町)敷地内に、災害発生時の緊急配送に使う燃料備蓄基地を完成させた。敷地面積は約650坪、建設コストは約4億円。
 燃料の販売や配送事業を手掛ける三和エナジーとの協業により、イトーヨーカ堂の物流センター敷地内に昨年5月末から着工し、災害発生時の緊急物資搬送用として燃料400キロリットルを常時備蓄する。軽油350キロリットルを緊急配送として利用し、ガソリン50キロリットルは予備として保有する。
 首都直下型地震などの大規模災害発生時、被災地域をはじめとする避難所やセブン&アイ各店舗へ緊急物資・商品をより迅速・確実に配送できる。
 完成に併せてイトーヨーカ堂とセブン-イレブン・ジャパンは杉戸町と災害時の生活物資の供給協力に関する協定を締結した。