モバックショウでは今年も、初公開の製品から代表的な製品まで様々な製パン・製菓機械、技術が登場する。
今年はどんな新機種と出会えるだろうか
(写真は前回「2013モバックショウ」の様子)
オシキリはバンドスライサから自動シール機までの一貫した「新・食パン包装ライン」を実演する。食パンのニーズの多様化により、半斤包装への要望に対応した製品ハンドリングシステム「ロードマット」を紹介。従来の食パン1斤包装と同様に大幅な能率化、省力化、無人化、スペースの効率性を向上させるとともに、従来は手作業であった半斤包装の厚箱への立詰めの自動化を実現、製品に歪みや傷を与えることなく正確に箱詰めする。
ニュートラルは3斤食パンを丸刃で一度にスライスする装置を実演する。複数枚の丸刃を並べてセットした装置に、3斤食パン1本を挿入し、一度にスライスする。スライスの厚さは設定で変更可能。丸刃のメリットである切口が滑らかで高品質なスライス食パンが量産できる。
大和冷機工業は狭い場所でも収容物を出し入れしやすいスライド扉冷蔵庫を出展する。グッドデザイン賞を昨年受賞した。スイング式でなく、新機構のスライド扉を採用して扉の閉開スペースを削減した。今まで導入をあきらめていた場所にも設置でき、限られた空間を有効に活用できる。ラインアップにインバータ制御冷凍庫を追加し、省エネ性に加えた。
タニコーはドイツ製のベーカリーオーブンを初披露する。実機を使い、焼成実演を連日開催。また、タニコー製の本格デッキオーブン「VESTシリーズ」の焼成実演では、スーパースイーツ製菓専門学校の学生を中心にスイーツづくりを実演する。カフェなど省スペース化に最適なコンパクトベーカリーシステム「ユニエース」やドウコン、ホイロ、ミキサーなど焼成実演を交えて紹介する。