カジワラは新開発の粉砕機クール・ディスク・ミルや炒め機、コク味あん製造設備などを、インテックス大阪で開催中のモバックショウに出展している。
クール・ディスク・ミル
粉砕機クール・ディスク・ミルは低速回転と臼冷却方式を採用し、ウェットな食材をなめらかなペースト状に仕上げる。均一な粒度が得られ、粒度調節も簡単に設定。加水することなく、高濃度なペーストが得られる。。臼の熱膨張がないため、品質の劣化を起こさない。臼がこすれ合うこともないため、異物混入の懸念を解消した。会場では同機を使って、プラリネやきな粉などを実演している。
コク味あん製造設備は餡粒子を壊すことなく、小豆の皮を微細に粉砕し、まろやかなペースト状の餡(コク味あん)に仕上げる装置。皮の廃棄費用がなくなるなどのメリットがあるだけでなく、豆煮から渋切り・本炊き・蜜漬け・粉砕・餡煉りまでの全工程を1つのユニットで行なうことができ、イニシャルコストが大幅に削減できる。
「“コク味あん”は食物繊維が豊富で健康によく、エコロジーな商品作りに役立てる。粒餡のように風味が豊かで、コシ餡のような滑らかさを持つ新しい餡を生み出したことがユーザーから支持されている」(同社)。
会場では、コク味あんを使った和・洋菓子やあんジャムの商品を提案している。また、新型炒め機による「焼そば」を実演している。