コラム『ひろい書き』
煙パワーが勝つか、健康意識が勝つか

 食を通じて健康に貢献をめざす冷凍食品宅配最大手のシュガーレディグループ。健康をお届けするにはまず身内から、と「社員健康増進プログラム」がスタートした。
 第1弾は禁煙。
 社員喫煙率は男48.7%、女13.0%。これをJTが調査した平均値より下回る男30%未満、女10%未満に5年計画で達成させる。既に屋内の喫煙所は全て撤廃。全日完全禁煙とするプログラムには男22名、女1名がエントリーした。禁煙外来の医療費や禁煙対策品の一部費用は会社が補助する、と徹底している。
 しかし、実はシュガーレディ本社ビルの隣接地にJTの羽田流通センターと食品開発センターがある。果たして「煙のパワー」が勝つか、「健康価値パワー」が勝つか。大田区羽田周辺の業界関係者と、業界人愛煙家の一部でひそかに話題になっている。