三菱重工業は東洋製作所に対するTOB(株式公開買い付け)を実施する。既に37.2%を保有する持ち分法適用会社だが、完全子会社化を目指す。買い付け予定数の下限は692万9000株(所得割合31.07%)。取得費用は71億1100万円の見込み。 東洋製作所はTOBに賛同しており、第2位の株主であるニチレイは三菱重工との間で公開買付応募契約を5月30日に締結している。 三菱重工と東洋製作所はこれまでにも冷熱事業を基盤とした緩やかな協業を行なってきた。子会社化でさらなるシナジー効果を追求する。