フォトルポ、「食品安全対策展」開催中
ＨＡＣＣＰ導入の準備を進める食品工場向けに温度管理や異物混入対策などの最新情報を提供する「第１回食品安全対策展」が千葉の幕張メッセ第８ホールで５日開幕した。食品メーカーや外食・中食の品管担当者、厨房責任者らが多数来場し、初日から活況を呈している。８日まで。
初日の様子を写真で紹介する。
高砂は金属探知機対応ブラシ「ＨＰＭ」シリーズを出品している。ブラシボディはポリプロ
ピレン使用。磁性毛を採用しており、金属検出器で検出できる５色のカラー毛を使用している。
リンクスはハイパースペクトルカメラを使った異物の高速検出システムを出品している。検査
対象物のスペクトル情報をもとに物性や色味を分析する。農産品の選別工程で導入実績がある。
菱電商事は虹彩・顔認証システムとＲＦＩＤタグを併用した入退室管理システムのほか、
ＦＡラインビデオマネージメントシステムを展示している。工場内の機器と連動して異常
発見時の前後の動画をワンクリックで再確認できる。
ワコンはプラスチックパレットを展示している。デッキボードにハニカム構造（六角形セル
の集合体）を採用。1100×1100mmサイズで約６�圓鳩變未覆�ら荷重１ｔまで耐えられる。
洗浄性や耐薬品性にも優れ、食品業界での導入が広がっている。
環境機器は捕虫機能を付けたインテリアグリーンを出品している。樹脂に薬剤（フライヘル）
を塗り込んでおり、飛んできた昆虫をしびれさせて落下させる。粘着シートが虫を捕獲する。
薬剤は安全性があり、食品に害を及ばさない。
今回の展示会は食品安全マネジメントシステムの国際規格ＦＳＳＣ22000の審査登録で国内トップの実績を持つ日本能率協会が「ＨＡＣＣＰ制度化対応のヒントが見つかる」をテーマに初開催した。会期中はアジア最大級の食品飲料専門展「ＦＯＯＤＥＸ ＪＡＰＡＮ2019」が併催されている。約３万人以上の来場が見込まれる。