クレオはFOOMAで、「洗浄機器・洗剤などのハード」、「サニテーション技術のマニュアル化などのソフト提案」、「最適な洗浄を維持するメンテナンス」で『洗浄のクレオ』をアピールする。機械化による洗浄作業の効率化と人手不足解消、食の安全・安心、洗浄における省エネ、をテーマに、来場者の課題を解決するソリューションをアピールする。
炭酸水生成装置
食の安全・安心の提案として、炭酸次亜水生成システムを出展する。炭酸水で次亜塩素酸ナトリウムを希釈し、炭酸ガスの緩衝作用でpHが5.0以下に下がらない「炭酸次亜水」を生成する。従来の次亜塩素酸を塩酸で希釈するタイプに比べ、安心・安全で使いやすい。炭酸次亜水は殺菌力が高く、一般的な次亜塩素酸Naの約半分の濃度で同等の殺菌力がある。
会場では炭酸次亜水生成システムに、洗浄・脱水・殺菌が1台で可能なバッチ式の「貯水式野菜脱水機」と、優れた低泡性・泡切れを実現した新発売の業務用野菜・果物洗浄剤「サニタス彩光クリーン」、「サニタス星彩エース」とを組み合わせた効率の良い野菜洗浄を一式で提案する。
洗浄の効率化のためには、新製品の除菌泡洗浄剤「プラスケアCF」を使った泡洗浄を提案する。泡切れがとてもよく、洗浄作業にかかる時間を短縮するので水の使用量が削減できる。油脂、タンパク質などの汚れに効果のあるアルカリ性洗浄剤で、キメ細かな泡が汚れに密着して、高い洗浄力を発揮する。次亜塩素酸Naを配合しているので、高い除菌効果がある。金属の腐食防止効果に優れ、ステンレス、アルミ、銅等の加工機器に幅広く使える。
サニタス星彩エース
機械化による洗浄作業の効率化と人手不足解消のためには、ミートワゴン洗浄機を出展する。サイズが大きく、重量があり、肉の脂がこびりついたミートワゴンを人手で洗浄するのは大変な作業だった。
ミートワゴン洗浄機は機械にセットすれば今まで大変だった作業をボタン1つで自動洗浄する。上下のノズルが回転しながら洗浄するのでムラなく洗え、ワゴンを反転させて投入するので、手洗いでは洗いにくい車輪や裏面も洗浄できる。洗浄が終わると自動で反転しながら出てくる。誰でも操作でき、一定の時間で終了するので、のべ洗浄時間、使用水量も削減できる。今回の出展機は水産加工の現場で使われる400Lの大型コンテナも洗える。
参考出品としてバッチ式の小型浸漬式洗浄機を出展する。きっかけはウインナー製造で使用する懸垂棒の洗浄だった。くん製機の中でウインナーをぶら下げる懸垂棒は油やくん製独特な汚れがきつく、洗いにくかった。これを同社の洗剤と組み合わせると効率よく洗浄できる。同社では他の用途も含め、可能性を探る考え。
サニタス彩光クリーン
洗浄における省エネを実現するコンテナ洗浄脱水装置はコンテナを効率的に洗浄乾燥する、省エネタイプの洗浄脱水機。乾燥にはこれまで箱に熱風をあてていたが、高速回転の遠心力で水分を飛ばすことで、乾燥に使う熱エネルギーを削減する。ブロワを使わないので音も従来型に比べて静か。
洗浄に使った温水をただ排水せず、熱交換し、次に使用する水を温めるために使用するので、省エネ、ランニングコスト削減に貢献する。安全・安心にも配慮しており、機内の衛生レベルの維持のために、自動機内洗浄装置を搭載した。機内洗浄作業の効率化が図れる。
出展ブースは東4ホール、4W−10。
出展社プレゼンテーションセミナーでは「効果的で効率的な洗浄殺菌〜洗剤・洗浄機・炭酸次亜水の活用法」と題した講演を14日行う。