味の素は約150億円を投資し、三重県四日市市大字日永1730の東海事業所内に調味料などの製造・包装工場を建設する。11月に着工し、2019年下期の完成をめざす。
同社は2017−2019中期経営計画の重点戦略として日本食品バリューチェーンの再編を掲げ、総額約400億円を設備投資し、日本国内の食品生産体制の集約・再編を進めている。
具体的施策の1つとして、東海事業所内に調味料などの製造・包装を一貫して行う工場を新設し、味の素パッケージングの関西工場の生産機能を集約する。
工場はICT・自動化など、先端技術の効果的な機器を導入し、2020年度に労働生産性を現状の約2倍に高め、世界トップレベルの生産をめざす。また品種切り替え性に優れた製造プロセスを導入し、フレキシブルな生産とフードロス削減や原料・中間製品の在庫圧縮を実現する。
これらの施策を通じて、2022年度以降、EBITDAを年間約25億円改善する。