鶴見工場に小麦サイロ増設

 日清製粉は神奈川県川崎市の鶴見工場の敷地内に収容能力2万6000tの原料小麦サイロを増設する。これにより増設後の総収容能力は13万1000t(原料小麦ベース)となる。

投資額35億円、2016年6月の完工予定

 鶴見工場は日本最大の生産能力を有する製粉工場で、大型穀物本船の接岸が可能な自社の専用岸壁と小麦サイロを有している。大消費地である首都圏および関東・東北へ小麦粉を出荷する。新たに小麦サイロを増設することにより「従来以上に需要に即した原料小麦の確保と、保管および安定供給を行っていく」(同社)考え。
 2015年3月に着工、16年6月の完工を予定している。投資額は約35億円。
 同社は東灘工場に隣接する連結子会社の阪神サイロが収容力2万tの小麦サイロの増設を進めており、今回の鶴見工場の小麦サイロ増設と合わせ、日清製粉の関東地区・関西地区の基幹工場で小麦サイロ収容力の増強を進め、さらなる原料小麦の安定供給を推進していく方針。
 【日清製粉鶴見工場の概要】所在地は川崎市川崎区大川町3−1、生産能力は1日当り原料小麦挽砕能力2150t。