日本包装機械工業会は財務省の日本貿易統計に基づく2010年度の包装機械輸出入実績を集計した。これによると、輸出は330億8941万円で、前年度より96億8990.8万円アップ。昨年は4年振りに200億円台に転落したが、1年で300億円台に回復した。
南アフリカとオセアニアを除く、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、アフリカ向けが前年度実績を上回った。
内訳は、アジア69億7187.5万円増、ヨーロッパ13億5617.5万円増、北アメリカ15億1096.1億円増、アフリカ2億9716.5万円増、南アメリカ1407.8万円減、オセアニア4億3219万円減となっている。
一方、輸入は154億3081.5万円で、前年度に比べて44億3819.5万円アップした。アジアで2億2330万円減、北アフリカで11億1904.8万円減と大きくマイナスとなったものの、ヨーロッパが57億6767.5万円増と大幅にアップし、減少分をカバーした。このほか、3年振りに実績となった南アメリカが1196.8万円増、前年度実績ゼロのオセアニアは900万円の増加となった。アフリカからの輸入は3年連続ゼロとなった。
この結果、輸出入バランスは176億5859.6万円の出超となった。輸出相手国は中国が2年連続で1位となっている。