用途に応じた多彩な機種
レオン自動機は新機種、新技術をふんだんに揃え、製パン、製菓、調理食品業界など様々な分野に向けて情報発信する。
製パン機群では、生地玉からパンをつくる「ＶＲ２５０ライン」に、後続システムを付加してさらに用途を広げる最新２機種を提案する。同ラインに新型の「レストコンベヤー」を接続した製パンラインと、「パンナー」を接続して生地玉を食型ケースの中に自動配列する「ＶＲ２５０山型食パン自動生産ライン」を出展、紹介する。
包あん機群では、性能をさらにアップした２列火星人シリーズの新機種「ＷＮ１５５」や、高速包あん成形機「メガフォーマー」の４列仕様などを出展する。
十分に発酵をとった生地でも扱える ＶＲ２５０ライン
パン生地の秤量・分割・丸め作業を自動化する「ＶＲ２５０ライン」は、十分に発酵をとった生地でも扱えるのが特徴。
設定した幅で連続吐出、正確な重量に分割した上で、生地に張りを持たせながら均一に丸めることができる。丸め工程の後続にも、パンを自動生産するためのシステムを用意した。
新型の「レストコンベヤー」は、スムーズに生地を移動させながら、適度なベンチタイムをとることができるので、流れのなかで最終成形まで行うことが可能になる。
また、生地玉を食型ケースの中に自動配列する「パンナー」は、ＶＲ２５０ラインでつくった生地玉を自動でケースに入れることができるので、人手に頼る工程の多かった山型食パンの生産を自動化し、従来よりも格段に効率化できる。
高速生産が可能で幅広い用途に対応 ２列火星人ＷＮ１５５
２列火星人ＷＮ155
新型２列火星人「ＷＮ１５５」の生産個数は毎時最大１万２千個。吐出能力は１千�圈米睚餾爍毅娃悪圈楹鞍藝爍毅娃悪圈■歌鷙膩廖法�製品重量は10〜２５０ｇの範囲で調整できる。高速生産時に、製品の着地を安定させる２段コンベヤーが仕様選択できる。
コンベヤーの上下機構を独自に制御できるため、美しい形状に包あん成形できる。ステンレス製シリンダーやサニタリ仕様のスクリュー駆動シャフト、本体の水洗い仕様の強化など、衛生面も一段と向上した。
大福、求肥餅、黒糖饅頭、ケーキドーナツ、マヨネーズ入り蒲鉾、牛肉入りコロッケ、ハンバーグなどの包あん成形に最適。
火星人シリーズ７機種の中で生産性が一番高い。大量生産型のメガフォーマと比較して「２列火星人ＷＮ１５５の方がよりきれいな成形が可能」（同社）。量産が必要なユーザーや、外食産業のセントラルキッチン向けに提案する。
また、後続に倍列コンベヤーを接続することで、成形後の工程に適した列変換も可能になる。
メガフォーマー
「メガフォーマー」は４列仕様で１時間に４万８千個の生産が可能な高速包あん成形機。食肉、水産、調理食品業界の、より高品質なものを、より効率よくつくりたいというニーズに応えて、高速での安定生産を可能にした機種。
この他、火星人ＣＮ５８０、ＣＮ０２０をはじめ、分割精度がさらにアップしたパン生地用小型分割機「ＥＺデバイダー」、より簡単にクロワッサンやペストリーの成形を可能にする「新型メーキャップテーブル」を紹介。
本格ナポリピザをつくるための「フチ付きピザ成形機」、洋菓子用の小型デポジター「デュアルガトーデポ」、省スペースで焼成作業の効率アップが図れる「レベントラックオーブン」や包あん機の部品を自動で洗浄する「ＲＮ洗浄機」なども出展する。
さらに、「ホシノ天然酵母パン種」も同ブース内で独自の天然酵母を使ったパンの実演を行う。