パックご飯の包材に砕米使用、外装フィルムの原料に
テーブルマークはグループ企業の精米工場で発生する「砕米」を10％配合したバイオマスプラスチックを、パックご飯の外装フィルムの一部原料に採用すると発表した。砕米は精米過程で砕けて製造に使えなくなった米。同社は春の新商品「新潟県産大粒ごはん３食」に採用し、４月下旬の製造分から切り替える。
グループ会社の�蟲�沼ライス（新潟県南魚沼市）で発生する砕米を�螢丱ぅ�マスレジン南魚沼（同市）に供給する。同社が「ライスレジン」を製造し、テーブルマークの新潟魚沼工場（同市）で使用する外装フィルム用の原料として供給する。
「ライスレジン」は古米や砕米をアップサイクルした国産バイオマスプラスチックで、二酸化炭素の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」の性質を持つ。
テーブルマークは「ライスレジン」の採用に加え、外装フィルムの厚みをさらに薄くすることで、石油系プラ使用量を約4.2％削減する。「ライスレジン」のパックご飯への採用は業界初の試みで、今後はほかの商品への展開も検討するとしている。
外装の一部に米由来のバイオマスプラスチックを
採用した「新潟県産大粒ごはん３食」