PETコーヒー好調で無菌充てんライン拡大

      高速無菌充てんライン

 コカ・コーラボトラーズジャパンは京都工場(京都府久世郡久御山町)にペットボトル飲料のアセプティック(無菌充てん)ラインをこのほど新設した。コーヒー市場では近年、飲料大手各社がペットボトルコーヒーを強化しており、コンビニの棚を占めるまでに成長している。同社は重要が伸びている「ジョージア ジャパン クラフトマン」などを中心に製造する。
 今回のアセプティックラインは1分間に900本の充てんが可能な高速ライン。京阪神など西日本エリアの需要増に対応する。飲料市場は缶製品からペットボトル製品への切り替えが急速に進んでいる。
 同社はペットボトル製品のアセプティックラインの増設を段階的に進めており、来年春までに7本設置する。昨年7月の西日本豪雨で被災し、操業停止した本郷工場(広島県三原市)は、同市内で移転し「三原工場(仮称)」として2020年春に稼働再開する。アセプティックラインは2本設置する予定。