【年頭所感】
ジャパンパックの成功を
日本包装機械工業会 大森 利夫会長

      大森会長

 包装機械産業の2013年度実績は前年度比1.9%増の3937億円で、低水準ながらも4年連続のプラスとなった。14年度も2.9%増を見込んでおり、08年度以来6年ぶりに4000億円台に到達すると見込んでいる。13年度は輸出比率も10.4%と史上初めて2桁を突破するなど、グローバル化の対応もようやく進み始めてきた感がある。
 本年は工業会最大のイベントである「JAPAN PACK 2015(2015日本国際包装機械展)」を開催する。今回で節目の30回目を迎える。出品社には、新機種や新技術、新提案の場として積極的に活用していただきたく思う。関係者が思わず訪れたくなる魅力的な展示会にするには、やはり新機種や新技術を数多く提供することに尽きる。
 展示会の成功には、来場者とメーカー双方の数と質、そしてグローバル度の高さが重要となる。各種イベントの充実度も大きな魅力の1つ。あくまで予定の段階だが、ジャパンパック期間中にPMMI(米国の包装と加工技術協会)のチャールズ・D・ユスカ会長兼CEOの基調講演などを実現できればと考えている。将来的には、各国の包装機械産業のリーダーたちを日本に呼び、フォーラム(包装機械のダボス会議のような)を開催できればおもしろくなると感じている。
 我々は新製品・新技術を発表するステージを提供できる。そこでパフォーマンスするのは出展社のみなさま。ぜひとも精力的な取り組みでジャパンパックを盛り上げていこう。会員企業はじめ関係者のみなさま、ジャパンパックの成功に向けて一緒にがんばっていこう。