青果物流通最大手がミールキットを全国展開へ
外食向け青果物の流通最大手、デリカフーズホールディングス（東京都足立区、大��善保社長）の100％子会社で、市販用ミールキット事業を手がける楽彩��（同）は、新鮮野菜を豊富に使ったメニューが特長のミールキット「楽彩（らくさい）」を全国展開する。
全国への宅配サービスと公式アプリの運用を１日開始した。夏の「キャンプ飯」４品をメニューに追加した。
ミールキットの販売事業は今年４月にスタートした。デリカフーズが持つ野菜の知見や加工処理技術を最大限活用し、料理のプロが考案したメニューを「野菜たっぷりサラダ」、「具だくさんスープ」、「海外料理」、「アラカルト」のカテゴリーで展開している。
販売は提携先企業のショップで商品を受け取る「ピックアップショッピング方式」を導入し、ＪＲ東日本管内の駅ナカコンビニ「ＮｅｗＤａｙｓ」や、ティップネス、コナミスポーツなどで展開している。店舗数やエリアは順次拡大しているが、利用可能地域を広げるために宅配サービスの導入に踏み切った。
ミールキット「楽彩」の調理イメージ
作り置きはしない、食品ロスを削減
利用者は専用サイト、公式アプリから注文する。朝９時までに注文すれば、翌日午前中から受け取り時間を指定できる。公式アプリからは提携店舗でのピックアップが可能になり、朝９時までに注文すれば最短で当日の午後５時以降に受け取ることができる。
夏のキャンプ飯は最近のキャンプ需要の高まりを受けて開発した。今回は「たっぷり野菜の海鮮パエリア」（2250円）、「レモン・ライム香るスパイシーポークステーキ」（1860円）、「グリル野菜と骨付きチキンカレー」（3250円）、「チキンとハーブソーセージのポトフ」（2250円）の４品。キャンプ場ではご飯を炊くだけの簡単調理で済む。価格は税込み。
楽彩は商品のピックアップ方式、宅配サービスのいずれでも、毎朝注文を受けた分だけ自社グループ工場で製造する。食材をムダにしない方針を徹底しており、フードロス削減に貢献する。
夏のキャンプ飯、「レモン・ライム香るスパイ
シーポークステーキ」
夏のキャンプ飯、「チキンとハーブソーセージ
のポトフ」