平井カンパニーは日本工キャリア工業ブースとなんつねグループブース内併設の平井カンパニーブースで出展する。
日本工キャリア工業ブースでは「マルハレスシリーズ」、コマ切れパッカー「KP−150」、ミンスパッカー「MP−117」などを展示する。
AX−321
マルハレスシリーズはチルド温度帯の肉を薄くスライスするスライサー。従来の丸刃やナタ刃ではなく、切断性能を飛躍的に向上するバンドナイフを使用している。「AX−321」は大きな原料や、端材を大量に詰め込んで小間や切落としにするのに適した機種。コンベア上にスライス肉を1枚1枚広げて並べたり、しわを寄せて並べたりできる
コマ切れパッカー「KP−150」はスライスした小間切れをトレーに自動で定量盛り付けできる。大幅な省力化をめざし開発した機種で、これまで4人かかっていた作業を1人ですることができる。
会場では「KP−150」とマルハレスの「AX−321」を同時に運転し、両機種の特性を比較できる実演を行う。
KP−150
平井カンパニーブースでは食品工場向け高機能フロア「アクリトーンフロア」、住友セメントシステム開発と共同開発したメンテナンス情報管理システム「メンテナンスマスター」を紹介する。どちらもFOOMA初披露。
「アクリトーンフロア」は耐衝撃性や耐摩耗性に優れるうえ、酸・アルカリや細菌にも強く、衛生環境の向上が図れる床材。熱膨張率がコンクリート同様に低く、剥離・クラックが起きにくい。湿潤面に強力な接着力を持つ特殊プライマーと、短時間に硬化する特殊モルタルを使っているので、短時間で施工できる。
「メンテナンスマスター」は修理や点検の依頼受付、作業計画、サービスマンへの連絡や業務指示、現場での実績入力、進捗状況のステータス管理、データを出力して報告書を簡単に作成する機能など、メンテナンス業務に必要な機能をパッケージ化したクラウドサービス。受付や担当者割当、業務指示、修理点検の実施など、業務プロセスごとに状況をメールで関係者に通知するので、各自のスケジュールや進捗状況を「見える化」でき、タイムリーに状況を把握できる。
スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスを利用し、現場で修理や点検検査のデータを入力するので、帰社後にエクセルなどに結果を打ち直す必要がない。スマホなどで簡単に写真が撮れるので、点検項目と現場写真を紐づけて保存できる。写真管理の手間が省け、現場写真付きの報告書も作成できる。
真空タンブラー
また、グループ会のジーピーエスがラインナップしている、電力消費量と二酸化炭素排出量の削減に貢献する環境・省エネルギーソリューション製品群を紹介する。
空調制御システム「ESCOT」は空調機器を個別に制御して輪番運転することで、ほとんど室内環境を損なわずに電力使用量を削減できる。既存の発売開始以来18年間で500件以上の導入実績があるが、電力使用量を平均で10〜30%削減、中には50%ほど削減した事例もある。工場や大規模施設向けの「ESCOT HYPER」と、店舗や中規模施設向けの「ESCOT CUSTO」――の2タイプがある。
その他、照明の電気代を大幅に削減する最新の高効率LED照明器、冷却機能付き真空タンブラー「マイスター」、真空包装機「ターボバック」などを展示。なんつね代理店、ブース併設でもることから、なんつね製品を幅広く紹介する。
出展ブースは東2ホール、2W−06の日本キャリアブースと東3ホール、3R-11のなんつねブース。