木村哲郎の「生鮮プロセスセンター製造商品の安全・安心」−12−
精肉ＰＣ立ち上げの計画と実施
＜３＞シミュレーション準備
（６）包装値付け機器の検討と生産計画
【生産機器決定】 ※他センターの見学は必須です
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現在は日本キャリアのＡ to Ｚ、Ａ to Ｘが主流です。研修や訓練が必要ないので事前費用がかかりません。１日の事前研修で大丈夫です。丸刃スライサー主体の時代はバラスライスから始めて研修に３カ月かかりました。
丸刃スライサーは最小限（１〜２台）にしてください。少数アイテム、牛肉を切ります。
これらの機械で製造するアイテムの商品仕様、歩留まりをバックヤード、営業と確認してください。
丸刃での芸術的な商品も良いのですが、Ａ toシリーズで量産する商品も見た目、なかなかのものです。（量産特有の均一性が消費者には好印象）
またＡ toシリーズは技能をそんなに必要としないため、良品（例えばローススライス）か小間肉、ミンチ材落ちかの基準さえをきっちり決めれば、歩留まりを気にする必要はありません。
歩留まりには、良品歩留まり（目的の商品）と全体歩留まり（派生的な小間肉、ミンチ材含む）があります。小間肉、ミンチ材の評価は500円/kｇだからと言って、いい加減な管理をしていたら、年間数百万円の差が出てきます。
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日本キャリア工業、ワタナベフーマックなど色々ありますが、実際の稼働状況を見て決定してください。１日あたり3000パック程度であれば、自動盛り付けではなく、半自動の手作業による盛り付けで十分です。
他センターを見学する際、１人で可能なのか２人で運用しているのか、原料の温度調節、この２点を確認してください。
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精肉、鮮魚ＰＣは大森機械工業、フジキカイが主流ですが、値付け機との連携プレイが重要です。
値付け機メーカーから選定させても良いのですが、トラブル、メンテの責任を明確にしておいてください。
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経験豊富なイシダか寺岡精工になります。機能、価格と既存の設備機器との関連で決定してください。共に完成された機器なので信頼性は十分あります。
鶏肉など少数アイテムの包装値付けは、一体となった小型計量包装値付け機が必要です。
お店で販売する商品については、すべて金属検出機を通します。