キユーピーが昨年8月からドレッシングに採用している180mlサイズの新容器が世界包装機構(WPO)主催の「ワールドスターコンテスト2019」フード部門でワールドスター賞をこのほど受賞した。5月にチェコで表彰式が行われる。
「キユーピー ドレッシング」の180mlボトルは独自に開発したプラスチック容器。「軽さ」や「開けやすさ」、「振りやすさ」、「注ぎやすさ」、「分別しやすさ」、「環境配慮」などにこだわった。
具体的には従来の150mlびん容器に比べて約100g軽量化したほか、左回しでキャップと中栓を同時に開けられるようにしたり、ボトルの中央にくびれを付け振りやすくした。
また、注ぎ口にカーブを付けて液だれを防ぎ、口径を小さくすることで好みの量を注ぎやすくした。ごみの分別にも配慮し、リングのつまみを右に半周以上引き裂くことで中栓を取り外しやすい仕組みにした。
同社によれば、従来の150mlびんと比べて、原料調達から容器製造、容器輸送に至る過程で温室効果ガス(GHG)を約20%削減できたという。
今回の新容器は日本包装技術協会主催の「2018日本パッケージングコンテスト」で食品包装部門賞を受賞している。
ワールドスター賞を受賞した180mlボトル