焼きドーナツの一貫生産ラインを海外へ

 マスダックマシナリー(埼玉県所沢市、増田文治社長)はシンガポールで3月3〜6日開催される、ホテルやレストラン、カフェ業界向けの総合見本市「FHA HoReCa ASIA2020」に出展する。

 トンネルオーブンを核とした「焼きドーナツライン」を出品する。ドーナツ型の天板に生地を入れて焼き上げるオーブンラインで、天板への油塗布から生地成型、焼成、製品の取り出し、天板の洗浄までを自動化した。

 レオン自動機の包あん機、クレオの天板洗浄・乾燥機、若林工業のグリーサー(塗油装置)とデパンナー(取り出し装置)をラインに組み入れ、「付帯機器を含めた一貫生産ラインを組めるメーカーであることをアピールする」(マスダックマシナリー)。
 展示ブースでは、もちもちとしたバナナ風味の生地にチョコクリームを入れた焼きドーナツづくりを実演する。

 同社は海外展示会に積極的に出展しており、「FHA」は4回目になる。過去3回は「全自動どら焼機」を出品しており、中味のフィリングを現地のし好に合わせてアレンジし、好評だった。

     日本企業と協力して構築した「焼きドーナツ」の一貫生産ライン