野菜本来のおいしさを引き立たせるオイル
&ビネガータイプの新商品
パッケージサラダの製造販売で国内シェアトップのサラダクラブ(東京都調布市、金子俊浩社長)はスペイン産のエキストラバージンオリーブオイルを使用したオイル&ビネガータイプの新商品「オリーブオイル&たまねぎドレッシング」、「オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング」を8月4日発売開始した。
野菜の種類が多い具だくさんのサラダに合うシンプルな味わいが特長で、野菜本来のおいしさを引き立たせる。青果売場にパッケージサラダやサラダ用のトッピングと一緒に並べることで、ついで買いを促すことができる。製造はキユーピー中河原工場(東京都府中市)。
商品開発に際してはドレッシングの市場環境を調べた。家庭では市販の和風ドレッシングやマヨネーズを使用する割合が高い一方で、天然塩やオリーブオイルなどを使ってオリジナル調味料を作っている割合も一定数あることがわかったという。
サラダ専門店では様々な野菜に合うオイル&ビネガータイプの利用が多く見られるほか、ファミレスでもシンプルな味わいのドレッシングが使われていることがわかった。
「オリーブオイル&たまねぎドレッシング」を使ったアレンジレシピの「コロコロ野菜のス
ープサラダ」、作り方はサラダクラブのホームページで紹介している
同社商品部の速水里美氏は「市場調査を踏まえ、パッケージサラダと合わせたときに野菜本来の味わいが感じられるよう、添加物の使用を極力抑えて、シンプルな配合にこだわった。特に当社製品の『10品目のサラダ』に合わせて仕立てた」と語る。
パッケージサラダは手軽に野菜が摂取できるとして、若い男性や単身世帯で利用頻度が増えており、働く女性の利用意向も高い。
今回の新商品は家庭で料理する時間がない共働きの若い世代をコアターゲットに設定した。パッケージサラダとの相乗効果をねらう。
「オリーブオイル&たまねぎドレッシング」はすりおろした玉ねぎのうま味を引き出し、オリーブオイルの豊かな風味が楽しめる。トマトやレタスによく合う。
「オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング」はパルメザンチーズの風味、食感を活かした。ブロッコリーやレタスとの相性が良い。
販売目標は2品合わせて年間1億円以上。
「オリーブオイル&パルメザンチーズドレッシング」を使ったアレンジレシピの「キャベツ
と人参のラぺ風サラダ」、作り方はサラダクラブのホームページで紹介している