日本初、25mダブル連結トラックで
冷凍・常温品を大量輸送

 ニチレイロジグループ本社は出資するNEXT Logistics Japan(NLJ、東京都新宿区)と共に、日本初となる常温トラクターと冷凍トレーラーを組み合わせた全長25mダブル連結トラックの運行をこのほど開始した。冷凍品と常温品の同時大量輸送を実現し、ドライバー不足の解消を図る。

 ニチレイロジの荷物を積んだ専用冷凍トレーラーを、NLJの中継拠点であるクロスドックの相模原センター(神奈川県相模原市)と西宮センター(兵庫県西宮市)でフルトラクターに連結し、両区間をダブル連結トラックで結ぶ。

 トラクターとトレーラーの着脱作業だけで同時輸送が可能となるため、各センターでの荷役作業や待機時間の削減によるドライバー負荷の大幅な低減が期待できる。

       全長25mダブル連結トラックを活用した運行スキームの概要

 今回の同時輸送では省人化のほか、積載率や輸送品質の向上、環境負荷の低減効果などを確認する。両社は新たな幹線輸送スキームの構築を加速する。

 NLJは日野自動車が2018年6月に設立した。パートナー企業としてニチレイロジグループやアサヒグループ、江崎グリコ、ギオンなど14社が参加し、物流業界が抱える課題解決に取り組んでいる。