新工場建設、冷凍和惣菜の輸出強化
業務用冷凍和惣菜を製造販売するヤマダイ食品（三重県四日市市、樋口智一代表）は新工場を同県東員町の民間工業団地「とういんハイブリッドパーク」内に建設する。生産能力を1.5倍に増強し輸出強化を図る。
建設資金について地元の百五銀行を主幹とする複数金融機関と総額25億円のシンジケートローン契約を締結したとこのほど発表した。
敷地面積１万4743�屐Ｅ換�造り平屋建て。延床面積2874�屐２堝�は来年１月を予定している。第２期工事で敷地5868�嵎�を拡張する。新工場での雇用予定人数は80名。昨年、東員町と立地協定を取り交わした。地域雇用の創出に貢献する。
ヤマダイ食品はオクラのごま和えや国産ほうれん草の白和えなど野菜を中心とした調理済み冷凍和惣菜を製造する。中でもオクラの業務用取扱い量はシェアトップ。国内グループ会社が農産品の６次産業化を手がけるほか、米国に現地法人を設立するなど北米や欧州、東南アジア向けに輸出している。和食ブームの広がりを追い風に「まずは米国、タイを中心に輸出拡大を図る」（同社）としている。
新工場の完成予想図