オリンパスはユーザーの視点で使いやすさを徹底的に追求した生物顕微鏡「CX43」と「CX33」を4月27日発売した。
前機種に比べてステージの高さを約70mm低くしたことで、接眼レンズ下に広い空間が生まれ、標本のチェックや交換がスムーズに行える。標本を動かすステージハンドルやピントを調整するフォーカスハンドルの位置も低く設計したので、机に手を置いたまま楽な姿勢で作業できる。長時間の検査作業でも疲れにくく、より快適に観察できる。
使いやすさを追求した顕微鏡
光を集めて標本を照明するコンデンサーは対物レンズ・観察方法に応じてさまざまな種類がある。「CX43」で採用したユニバーサルコンデンサーは、2〜100倍の対物レンズが利用でき、明視野、暗視野、位相差観察に対応する。幅広い倍率での観察や観察方法の切り替えを行う時の交換作業が省け、日々の観察・検査を効率的に行える。
寿命約6万時間の長寿命・省電力のLED光源を搭載した。光源交換の手間が省け、ランニングコストが低化する。染色した標本を自然な色合いで観察できるよう、検査に適したLED光源を採用した。
同社の生物顕微鏡は生命科学の最先端研究や各種検査、大学の顕微鏡実習など幅広い分野で活躍し、利用者から高い評価を得ている。