新帯広事業所11月稼働、環境配慮設備を一挙導入

 北海道コカ・コーラボトリングは道東地区の物流と営業機能の強化、職場環境を改善するため、音更町IC工業団地内に「新帯広事業所」を建設する。11月稼働予定。環境面に配慮した設計と地域に根ざした事業所を目指し、同社の他、関連会社4社が入る。
 事業所には太陽光発電パネル(最大出力時で事務所照明の90%程度、拡張性のあるパネル配置)を設置し、照明はLED化を図る。また、洗車機節水設備(洗車用水の再利用で約80%節水)の設置や倉庫パース間の2重シートシャッター化(冬期間の倉庫内暖気損失防止対策)、倉庫内暖房台数制御システム(設定温度に応じた暖房運転)、LPGガスヒートポンプエアコンなどを導入する。設計施工は大林組。
 また、隣接する帯広市とは2010年9月に「環境と共生したまちづくり」協定を締結し、それに基づくバイオディーゼル燃料の利用促進に向け、バイオディーゼル燃料の車両を配送車両に今年6月から一部導入している。このバイオディーゼルの商業使用は、日本全国のコカ・コーラシステムでは初めての取組みとなる。