ハウス食品グループ本社は、プライベートファンドの「ハウス食品グループイノベーションファンド」が植物ベースの魚代替食を開発製造する米国スタートアップ、Gathered Foods社に出資したと2月28日発表した。
Gathered Foods社は豆類を原料とし、魚を使わない「フィッシュフリーツナ」を中心に魚代替製品を開発している。米国の植物性代替食品市場は乳や肉カテゴリーを中心に拡大しており、背景には環境保護や動物愛護、健康意識の高まりなどがあるとされている。
ハウス食品グループは、環境資源保護の観点から魚のカテゴリーも重要性が増し、市場成長が期待できるとしている。
Gathered Foods社は今回調達した資金を使って欧州やアジアへの進出、新工場の立ち上げ、市場開拓を進めていく。
「ハウス食品グループイノベーションファンド」は投資会社のSBIインベストメントと共同で2017年に立ち上げた。国内外の優れたベンチャー企業に投資するが、キャピタルゲインを目的とする通常のファンドと違い、オープンイノベーションを加速して互いの企業価値を高めることを目的としている。
魚を使わない「フィッシュフリーツナ」、
Gathered Foods社のホームページから