プリンス電機、グリーン購入大賞で優秀賞に
中小企業の照明メーカーで初

 プリンス電機は子どもたちへの「あかり(照明)」の環境学習活動が評価され、「第11回グリーン購入大賞」で優秀賞を受賞した。
 同社は地球温暖化防止活動の一環として、07年度から『未来の担い手、子供たちへ「あかりの環境学習」』活動を実施。子どもたちに身近な「あかり(照明)」に興味を持ってもらうことから、今と将来の環境意識につなげる。展示会で環境学習プログラムを紹介したり、地元横浜市立小学校への出前講座、鶴見区のエコ教室など地域貢献にもつながる活動をしている。この独自の内容や取り組みが評価され、照明メーカーでは初めてグリーン購入大賞で優秀賞を受賞した。

 グリーン購入大賞はグリーン購入に関する先進事例を表彰し広く紹介することで、全国の各種団体にグリーン購入の取り組みを普及するのが目的。98年に創設された。11回目。グリーン購入ネットワークが主催し、環境省、経済産業省、WWFジャパンと日本経済団体連合会が後援している。書類による一次審査、二次審査、プレゼンテーションによる本審査で選考される。今回は、従来のテーマである「行政や企業のグリーン購入の推進」、「環境配慮型製品・サービスの開発とコミュニケーションの推進」、「グリーンコンシューマーの育成」に加え、特別部門として「食に関するグリーン購入の取り組み」をテーマとして募集した。
 全国の様々な企業・団体から74件の応募があったが、今年の特徴はカーボンフットプリント、カーボンオフセットの取り組み、サービス分野や環境教育などの取り組みなど幅広く提案された。