自動倉庫型ピッキングシステム発売

 岡村製作所はノルウェーのJakob Hatteland Computer社と販売契約を締結し、自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」を9月から発売する。

   高密度に収納されたコンテナをロボットが入出庫を行う、
   新しいタイプの自動倉庫

 「AutoStore」の導入数は全世界で51システムにのぼり、様々な業種・業態で活用されている。 高い収納効率を生かし、特に多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点やメーカーの保守部品サービスセンターなどに最適な、自動倉庫型ピッキングシステム。
 専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う。格子状に組まれたグリッド(支柱・梁)、ビン(専用コンテナ)、ロボット(電動台車)、ポート(ピッキングステーション)の各モジュールで構成する。
 グリッド内に隙間なくビン(コンテナ)を積み上げて収納する構造のため、高密度保管が可能。同数のコンテナを保管する場合、「AutoStore」は スタッカークレーン式自動倉庫の2分の1、平置き棚の3分の1のスペースで対応できる。

レイアウトの自由度高い

 グリッドはレイアウトの自由度が高く、様々な設置環境に対応し、スペースを有効活用できる。
 専用のシミュレーションソフトにより、最適なシステム能力を発揮するレイアウトとロボット台数を判断できる。出庫頻度の高いビンをグリッドの上層部に集約し、出庫にかかる時間を短縮する。
 出庫するコンテナを事前に準備しておくことで、出庫時間がさらに短縮され、高いシステム能力を発揮する。