カルビーは創業の地「広島」に「社外との協業」をキーワードとして、新たなコンセプトのヒット商品を開発する「Calbee Future Labo(カルビー フューチャー ラボ)」を10月11日開設した。
施設の内部
これまでの開発拠点である栃木県宇都宮市のR&Dセンターや広島県廿日市の広島工場内とは一線を画し、メンバー7名のうち4名を社外の異業種から招へいした。アイデアレベルの初期段階から社外と協働し、「徹底した消費者視点」で、「社外の視点や技術」を取り込んだ新コンセプトの商品を生み出す。
今後は商品開発、製造において、カルビーの強みであるスナック菓子だけでなく、食品事業分野全般で、別業種の知見をもったメンバーと「社外との協業」を推進し、利用者に新たな価値を提供する商品の開発をめざす。
業務内容は商品企画開発がメインだが、生産や販売に関しても社内、社外と連携をはかりながら、商品販売に携わる。
新組織をつくるにあたり、創業の地である広島に「第二の創業」の意味も込めて、新商品の開発拠点を開設した。協働してもらう社外のサポーターや、同社メンバーが自由に活発なディスカッションができるよう、アクセスの良い広島駅前であること、開放的でリラックスできる室内であること、簡単な調理が可能なミニキッチンを設置することにこだわり、施設づくりを行った。この空間を利用して、協働する企業・団体と新コンセプトの商品づくりについてディスカッションや、ブレーンストーミングを行う。
今後は年内に商品開発に関わる、企画やイベントを定期的に開催する。