画像解析で不良品の検知を支援

 ブレインパッドキユーピーに、人工知能(AI)のビジネス活用を支援する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」を導入し、食品製造プロセスにおける異物混入や不良品の発見精度の向上を支援する。
 支援するのは原料由来の夾雑物混入の検知。 キユーピーでは現在、原料由来の夾雑物を目視で確認している。AIを活用して発見精度を上げれば、「安全・安心」という品質価値のさらなる向上と、人手による作業負荷の軽減に大きく貢献できる。
 ブレインパッドは製造ラインに流れる食品を撮影した動画を題材に、不良品判定のためのアルゴリズムを開発し、その実用の可能性を検証する。この不良品判定のためのアルゴリズムは、Googleでオープンソース化された深層学習フレームワーク「TensorFlow」を使って実装する。
 今回のキユーピーへの支援内容は、ブレインパッドが提供する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」の「ベーシックパック」に相当する。
 機械学習とは人間の学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術・手法のこと。機械学習アルゴリズムを用いてデータからコンピュータが反復的に学習すると、そこに潜む規則やルール、パターンを見つけ出すことができる。人工知能を実現するための要素技術の一つ。
 ディープラーニング(深層学習)とは画像認識分野などで実用化が進む、人工知能を実現する機械学習の手法の一種。人間の脳を模したニューラルネットワークの仕組みを活用したもの。

AIやロボットで作業負担軽減

 キユーピーは2015年11月期から2018年11月期までの中期経営計画で、「ユニークさの発揮と創造」を軸とした4つの経営方針、〃弍調霹廚龍化▲灰好閥チ萠呂龍化I娉嘆礎佑料和きた稽琉茲悗猟戦を定めている。
 「付加価値の創造」では「ものづくりの技術革新」を重点施策に掲げ、「人にやさしい工場づくり」を追求している。既に作業負担の大きい作業工程でロボットの活用等にも取り組んでいる。
 キユーピーでは「食品メーカーにとって、食品への不良原料混入は、利用者に迷惑がかかるたいへん重要な問題。現在は、従業員が目視で製品への原料由来の夾雑物混入検出を行っている。AIを活用できればこれらの発見精度が高まり、さらなる品質向上を実現できる。
 一方、当社内の力だけでは理想を実現できない。AIなどの先進技術やデータサイエンスを多くの企業に適用し、ビジネスの改善に成功してきたブレインパッドの支援に大いに期待している」とコメントしている。