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<水素技術>
厨房業界でいち早く、水素燃焼調理機の開発に着手

中西製作所(大阪市、中西一真社長)は水素調理の研究プロジェクトを立ち上げ、水素燃焼調理機の開発を開始した。厨房業界に先駆けて水素利用の実用化に着手し、脱炭素社会の実現に貢献する。水素は燃焼温度が高く、燃焼の際に酸素と結合して水(水蒸気)が発生する。水素調理はこの水素燃焼の特長(スチーム効果)を活かし、食材の表面はカリッと中はジューシーに仕上げることができる。CO2が発生しないため環境にやさしい。また、無臭であるためガスを使った調理に比べて食材本来の香りや味を保持できるメリットがある。
≫続きを読む<冷凍技術>
ダイエーの店内冷凍加工、特殊冷凍機が活躍

ダイエーが神奈川県川崎市に5日開業した「イオンフードスタイル向ヶ丘店」の冷凍商品にデイブレイク(東京都品川区、木下昌之社長)の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」が使われている。ダイエーは店内加工の生鮮や惣菜、パンを急速冷凍して販売する「冷凍dai革命」を関西地区の新店舗で展開しているが、関東エリアは今回が初めて。アートロックフリーザーは従来からあるエアブラスト方式だが、大きな違いは冷気の当て方。これまでは1つの方向から冷気を強制的に当てていたが、アートロックフリーザーは庫内に微細な乱気流を発生させ…
≫続きを読む<高温乾燥技術>
オリーブと梅の未利用部を「過熱蒸煎機」で再資源化

フードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN(埼玉県富士見市、加納千裕社長)は群馬県が実施する農業補助事業「2024年度ぐんまAgri×NETSUGEN共創実証事業」に採択された。オリーブを栽培する農業スタートアップのジャングルデリバリー(館林市、三田英彦代表)、秋間梅林観光協会(安中市)などと連携して、年間数万tに上る群馬県の未利用農作物をASTRA社の食品の乾燥・殺菌装置「過熱蒸煎機」でアップサイクルする実証実験を開始する。群馬県内でオリーブ栽培を行うジャングルデリバリーでは年間3tのオリーブの葉や枝に加え…
≫続きを読む<新製品>
わずか3秒間で身体をひんやり、猛暑対策ベスト

猛暑対策アイテムの企画開発などを手がけるサンコー(東京都千代田区、山光博康社長)は小型冷蔵庫の冷却システムを搭載したベスト「圧倒的に冷える『冷蔵服3』」をこのほど発売した。環境温度から最大-19℃冷却する機能と風を循環するファンを搭載し、わずか3秒間で身体を一気に冷却する。特許出願中。今年の夏も全国的な猛暑が予想されており、工場建設や農作業などの熱中症対策に効果を発揮する。最大の特長は背中部分に小型冷蔵庫などに搭載するペルチェ冷却システムを採用したこと。電気を入れると…
≫続きを読む<日刊速報冷食タイムス>
横浜冷凍、箱崎FACILITY物流センター竣工

横浜冷凍(古瀬健児社長)は「箱崎FACILITY物流センター」を福岡市東区箱崎ふ頭に3日竣工した。F級収容能力1万1947t。同センター竣工により、九州地区全体の冷蔵倉庫は16カ所、庫腹量は24万9849tとなった。
≫続きを読む<日刊速報水産タイムス>
73年ぶり、新捕鯨母船の建造祝う

共同船舶(東京都中央区、所英樹社長)が山口県下関市の旭洋造船で建造していた捕鯨母船「関鯨丸(かんげいまる)」がこのほど竣工し、船内見学会と竣工記念パーティーを下関市内で3日開催した。地元議員や行政、捕鯨関係者など約130人が参加し…
≫続きを読む<物流最前線①>
ローソンとファミマが冷食を共同輸送

ローソンとファミリーマートは東北地方の一部地域で、アイスクリームや冷凍食品などを対象に、両社の物流拠点間の輸送を11日スタートする。両社の商品を同じトラックに混載することで車両台数とCO2排出量の削減をめざす。両社が共同輸送するのは実験以外では初めてという。現状、ローソンは岩手県盛岡市~秋田市、ファミリーマートは宮城県多賀城市~秋田市の物流拠点間の輸送を実施している。共同輸送は、ファミリーマートの車両が多賀城市から盛岡市にあるローソンの拠点に向かい、ローソンの商品を混載後、秋田市にあるローソンの物流拠点で…
≫続きを読む<物流最前線②>
自動フォークの普及を加速、ロジスネクスと販売協業

物流ロボティクスベンチャーのラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャンCEO)は三菱ロジスネクストと昨年協業し、ロジスネクスのバッテリーフォークリフト(車体)に自社開発のAI制御装置を搭載した自動フォークリフト「ラピュタAFL」を昨年4月に発売したが、このほど販売面でもロジスネクスと協業を開始した。自動フォークの普及を加速し、ユーザー企業の物流24年問題対応を支援する。ロジスネクスが全国に展開する販売網で「ラピュタAFL」の取り扱いをこのほど開始した。