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【株式会社水産タイムズ社】 TEL:03-3456-1414

人☆フォーカス

FOOMA再始動から3年、断トツの存在感は健在
日本食品機械工業会 南常之副会長

 食品製造プロセスの一大イベント「FOOMA JAPAN」の季節がやってきた。今年は東京ビッグサイトで6月4~7日の4日間開催する。主催は(一社)日本食品機械工業会。展示会実行委員長を務めて3年目となる南常之副会長(なんつね社長)は3日の開催概要の記者発表会で「FOOMAは開催規模と多様性において世界最大級の食品製造総合展である」と語り、名実ともに断トツの存在感を示すために様々な準備を進めていることを強調した。

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お知らせ

「SIALパリ」視察ツアー募集中、JAL直行便でパリへ

 水産タイムズ社の海外視察セミナーは今年61年目を迎えました。今回はパリで10月中旬開催される世界最大級の食品見本市『SIAL(シアル)パリ 2024』の視察研修をメインとする欧州視察セミナーを実施します。SIALは独ANUGA(アヌーガ)と並ぶ世界最大規模の食品見本市です。世界の食の最新事情を学ぶとともに、パリとロンドンの大小・小売業を視察します。水産タイムズ社のホームページから詳細をご覧になれます。

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ニュースフラッシュ

双日と国分の海外合弁会社がGHG算定ツール導入

 企業や自治体などにGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化サービス「Zeroboard」を提供するゼロボード(東京都港区、渡慶次道隆社長)はベトナムの物流会社、New Land Vietnam Japan Long An(ニューランドベトナムジャパンロンアン=NLVJLA、櫻井隆希代表)が「Zeroboard」の導入を決めたと発表した。NLVJLA社は双日国分グループ本社の合弁会社。ゼロボードはNLVJLA社とパートナー契約を締結し、取引先企業の脱炭素も支援していく。NLVJLA社は常温・低温・冷凍冷蔵の4温度帯による低温物流サービスを展開している。

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F-LINE次期社長に味の素の坂本前常務

 F-LINE(東京都中央区、本山浩社長)は次期社長に味の素の坂本次郎前執行役常務北米本部長を内定した。6月21日開催予定の定時株主総会、取締役会を経て就任する。本山社長は退任する。坂本氏は1985年味の素入社。95年欧州味の素販売出向、2000年食品研究所海外食品開発部長、06年アプリケーションセンター加工用グループ長、08年同センター酵素利用開発グループ長、09年アメリカ味の素出向…

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高齢者の栄養管理研修、目からウロコの発表も

 高齢者・障がい者施設に完全調理済み冷凍食品を提供するクックデリ(大阪市、鷲谷健社長)は高齢者の栄養管理をテーマに「クックデリ栄養wonder~2024春」と称した社員向け特別ランチョンセミナーを大阪本社の認定栄養ケア・ステーション(日本栄養士会認定)でこのほど開催した。社内全体で健康意識や栄養知識を高め、今後の業務や私生活に役立てるのがねらい。今回はゲストに同社の料理顧問を務める著名料理研究家の近藤一樹氏を迎え、和食文化の特別講義を行った。

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堺市にBTS型物流施設、冷凍冷蔵仕様に柔軟対応

 物流不動産開発のプロロジス(東京都千代田区、山田御酒会長CEO)は大阪府堺市に特定企業専用のBTS型物流施設「プロロジスパーク堺」を建設する。2025年中に着工する計画で、造成工事を4月から開始する。併せて入居企業の募集も始める。冷凍冷蔵倉庫や製造業に対応できる。その場合、床荷重の増強や天井クレーンの設置、外構部の有効活用など入居企業のニーズに合わせて柔軟に対応する。建設予定地は大阪市内から南へ約20kmのエリアに立地する。

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廃漁網の新興企業に出資、再生技術も提供

 ナイロン樹脂・合成ゴム大手のUBE(東京都港区)は廃漁網のアップサイクルに取り組むスタートアップのamu㈱(宮城県気仙沼市、加藤広大社長)の第三者割当増資を引き受けると発表した。出資するだけでなく、廃漁網の再資源化に必要な技術も提供する。amu社は2023年5月創業。気仙沼の漁業組合や漁業者との連携で培った廃漁網の回収ノウハウをもとに、日本全国から回収した廃漁網を活用して新製品の開発に挑んでいる。2028年までに1000tを目標に回収を進めており…

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生産現場に潜む7つのムダ、プロが改善策を伝授

 「食品工場改善入門 集大成~金をかけずにすぐできる!~」(小杉直輝著)が水産タイムズ社から好評販売中です。著者は製造現場には7つのムダがあると指摘します。ムダの見つけ方からお金をかけないコストダウンの手法、屋台生産方式まで改善の実を上げるためのポイントを写真や図解を多用して解説しています。コロナ禍で人手不足感が急速に高まっている今、現場改善の虎の巻としてご活用ください。※「続きを読む」からお申込みができます。

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NEWS headline

「FOOMA JAPAN2024」6月開催
今年も最大規模、課題解決策は5000を超える

(一社)日本食品機械工業会(大川原行雄会長=大川原製作所社長)は「FOOMA JAPAN2024」を東京ビッグサイト東展示棟の全ホールで6月4~7日開催する。出展社数は952社と前回の過去最多に並び、製品・サービスなどの出展ソリューションは5000を超える。今回が3回目となるスタートアップゾーンには先進技術を持つ30社が出展する。記者発表会を都内で3日開き、南常之展示会実行委員長(なんつね社長)らが開催概要を説明した。今回のテーマは「Breakthrough FOOMA」。FOOMAは2020年にコロナ禍の影響で中止を余儀なくされ…

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FOOMAに出展の新興企業がプレゼン
カメラレスのロボハンドなど独自技術が光る

 「FOOMA JAPAN2024」の記者発表会ではスタートアップゾーンに出展する3社がピッチプレゼンを行い、自社製品の特長やどのような課題解決に貢献できるのかについて解説した。大阪大学発のスタートアップ、㈱Thinker(大阪市、藤本弘道代表兼CEO)はこれまで課題だったロボットハンドの死角を克服する独自技術「近接覚センサー」を紹介した。最大の特長はカメラレスなこと。赤外線とAIを組み合わせた高速・高分解能のセンシングによってモノの位置と形を非接触、高速に把握する。この近接覚センサー(エッジAI搭載の高性能センサー)をロボットハンドに実装すれば…

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お知らせ

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今週のトピックス

<水素技術>
厨房業界でいち早く、水素燃焼調理機の開発に着手

 中西製作所(大阪市、中西一真社長)は水素調理の研究プロジェクトを立ち上げ、水素燃焼調理機の開発を開始した。厨房業界に先駆けて水素利用の実用化に着手し、脱炭素社会の実現に貢献する。水素は燃焼温度が高く、燃焼の際に酸素と結合して水(水蒸気)が発生する。水素調理はこの水素燃焼の特長(スチーム効果)を活かし、食材の表面はカリッと中はジューシーに仕上げることができる。CO2が発生しないため環境にやさしい。また、無臭であるためガスを使った調理に比べて食材本来の香りや味を保持できるメリットがある。

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<冷凍技術>
ダイエーの店内冷凍加工、特殊冷凍機が活躍

 ダイエーが神奈川県川崎市に5日開業した「イオンフードスタイル向ヶ丘店」の冷凍商品にデイブレイク(東京都品川区、木下昌之社長)の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」が使われている。ダイエーは店内加工の生鮮や惣菜、パンを急速冷凍して販売する「冷凍dai革命」を関西地区の新店舗で展開しているが、関東エリアは今回が初めて。アートロックフリーザーは従来からあるエアブラスト方式だが、大きな違いは冷気の当て方。これまでは1つの方向から冷気を強制的に当てていたが、アートロックフリーザーは庫内に微細な乱気流を発生させ…

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<高温乾燥技術>
オリーブと梅の未利用部を「過熱蒸煎機」で再資源化

 フードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN(埼玉県富士見市、加納千裕社長)は群馬県が実施する農業補助事業「2024年度ぐんまAgri×NETSUGEN共創実証事業」に採択された。オリーブを栽培する農業スタートアップのジャングルデリバリー(館林市、三田英彦代表)、秋間梅林観光協会(安中市)などと連携して、年間数万tに上る群馬県の未利用農作物をASTRA社の食品の乾燥・殺菌装置「過熱蒸煎機」でアップサイクルする実証実験を開始する。群馬県内でオリーブ栽培を行うジャングルデリバリーでは年間3tのオリーブの葉や枝に加え…

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<新製品>
わずか3秒間で身体をひんやり、猛暑対策ベスト

 猛暑対策アイテムの企画開発などを手がけるサンコー(東京都千代田区、山光博康社長)は小型冷蔵庫の冷却システムを搭載したベスト「圧倒的に冷える『冷蔵服3』」をこのほど発売した。環境温度から最大-19℃冷却する機能と風を循環するファンを搭載し、わずか3秒間で身体を一気に冷却する。特許出願中。今年の夏も全国的な猛暑が予想されており、工場建設や農作業などの熱中症対策に効果を発揮する。最大の特長は背中部分に小型冷蔵庫などに搭載するペルチェ冷却システムを採用したこと。電気を入れると…

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<日刊速報冷食タイムス>
横浜冷凍、箱崎FACILITY物流センター竣工

 横浜冷凍(古瀬健児社長)は「箱崎FACILITY物流センター」を福岡市東区箱崎ふ頭に3日竣工した。F級収容能力1万1947t。同センター竣工により、九州地区全体の冷蔵倉庫は16カ所、庫腹量は24万9849tとなった。

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<日刊速報水産タイムス>
73年ぶり、新捕鯨母船の建造祝う

 共同船舶(東京都中央区、所英樹社長)が山口県下関市の旭洋造船で建造していた捕鯨母船「関鯨丸(かんげいまる)」がこのほど竣工し、船内見学会と竣工記念パーティーを下関市内で3日開催した。地元議員や行政、捕鯨関係者など約130人が参加し…

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<物流最前線①>
ローソンとファミマが冷食を共同輸送

 ローソンファミリーマートは東北地方の一部地域で、アイスクリームや冷凍食品などを対象に、両社の物流拠点間の輸送を11日スタートする。両社の商品を同じトラックに混載することで車両台数とCO2排出量の削減をめざす。両社が共同輸送するのは実験以外では初めてという。現状、ローソンは岩手県盛岡市~秋田市、ファミリーマートは宮城県多賀城市~秋田市の物流拠点間の輸送を実施している。共同輸送は、ファミリーマートの車両が多賀城市から盛岡市にあるローソンの拠点に向かい、ローソンの商品を混載後、秋田市にあるローソンの物流拠点で…

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<物流最前線②>
自動フォークの普及を加速、ロジスネクスと販売協業

 物流ロボティクスベンチャーのラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャンCEO)は三菱ロジスネクストと昨年協業し、ロジスネクスのバッテリーフォークリフト(車体)に自社開発のAI制御装置を搭載した自動フォークリフト「ラピュタAFL」を昨年4月に発売したが、このほど販売面でもロジスネクスと協業を開始した。自動フォークの普及を加速し、ユーザー企業の物流24年問題対応を支援する。ロジスネクスが全国に展開する販売網で「ラピュタAFL」の取り扱いをこのほど開始した。

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