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【株式会社水産タイムズ社】 TEL:03-3456-1414

人☆フォーカス

ベトナムから海外へ輸出を強化
ビナフーズ共栄㈱ 野宮竜一社長

 ベトナムも原材料費、人件費、物流費、包材費、電気・ガス代が年々上がっている。共栄フードのベトナム現地法人、ビナフーズ共栄の野宮社長は「パン粉生産で顧客の要求にきめ細かく対応し差別化を図る一方、生産性向上等の取り組みも強化する」と語る。

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食品工場訪問記

パッケージサラダの安定供給を支える
サラダクラブ 五霞工場(茨城県)<上>

 パッケージサラダの市場規模が拡大している。2018年は前年から200億円以上増え1600億円を超えた。近年は天候不順や自然災害で野菜相場が不安定になることが多いが、パッケージサラダは常に価格が安定しており支持を広げている。国内シェアトップのサラダクラブは1日あたり70~80万パックを生産する。

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新製品

ステップ運転機能で解凍後もおいしく

 福島工業は「ステップ運転機能付ヨコ型解凍庫」を6月3日発売する。これまでは縦型タイプだけだったが、新たに横型をラインナップに加え、小容量ニーズに対応する。通常の解凍方法には自然解凍や冷蔵庫解凍、流水解凍があるが、細菌が増加するリスクのほか、時間がかかる、うま味や栄養素が流れ出る…

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ニュースフラッシュ

「腸活」が追い風、ビフィズス菌体を増産

 腸内細菌を活性化して免疫力を高める腸内フローラ(腸内細菌叢)への関心が高まっている。森永乳業の国内推計では2018年度のビフィズス菌・乳酸菌の菌体市場は2014年度に比べて1.8倍に伸びている。同社の原料出荷数量も約4倍と成長著しい。そこで生産体制を強化するため、グループ子会社の森永乳業北陸は…

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インドで鶏卵輸送実証開始

 鴻池運輸(大阪市)は農水省が公示した「令和元年度フードバリューチェーン構築推進事業(インド)」で「北インドでの鶏卵の安全・安心・確実な輸送の実証」を提案し、採択された。同社が実施主体となり、北インドで、鶏卵の鮮度と形状を保ったまま遅滞なく輸送を可能にするための実証実験を…

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創業20周年記念、パッケージサラダ20%増量

 今年創業20周年を迎えたサラダクラブは記念企画としてパッケージサラダの「お家で作るごちそうサラダ」シリーズ4商品を20%増量する。6月1~28日までの期間、週替わりで実施する。同シリーズはレタスや玉ねぎ、パプリカなど数種類のカット野菜を混ぜ合わせており…

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カルピス誕生から100年、初の見学施設

 アサヒ飲料は「カルピス」ブランドの発売100周年を記念して、カルピスの製造工場としては初の見学施設を群馬工場に新設する。オープンは10月を予定している。カルピスは生みの親である三島海雲が内モンゴルで出会った発酵乳をヒントに作られた。海雲が旅の途中で体調を崩し…

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NEWS headline

海内会長「EHEDG国内試験場が完成した」

 日本食品機械工業会は定時総会を東京芝公園の東京プリンスホテルで28日開催した。主催者挨拶に立った海内栄一会長(花木工業社長)は、食品製造設備の安全衛生性を認証する国際機関EHEDG(イーヘッジ、欧州衛生工学設計グループ)の国内試験機関の立ち上げに触れ「(一財)日本食品分析センターとの協力体制が整い、試験検査施設と装置を完成することができた。いよいよ検査員が(EHEDG本部があるドイツで)研修する段階にきた」と語った。

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食品製造と物流に特化、体験型ショールーム開設

 寺岡精工は食品製造と物流現場に提案領域を絞った体験型ショールームを本社(東京都大田区)の近接地にこのほど新設した。HACCP義務化や食品ロス、人手不足、運賃高騰など市場環境の変化が激しい分野で、ユーザーの課題解決を強化する。三宅良昇取締役コーポレート本部長は「この2つの分野の製品は大型で従来のショールーム(東京都品川区)には置くスペースがなかった。事業を伸ばすためには、実体験を通じて製品価値を認めてもらう必要がある」と語り…

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今週のトピックス

〈AI活用〉
ジャムの異物検査にニコンの光学技術

 食品業界で従来の目視検査を自動化に置き換える動きが広がっている。家庭用ジャム市場でシェアトップのアヲハタは、ジャムやフルーツスプレッドの製造工程で異物・夾雑物(きょうざつぶつ)を検出、除去する異物検査装置を光学機器大手のニコンと共同開発した。「アヲハタ55ジャム」など主力商品の生産ラインでこのほど稼働開始した。ジャムやフルーツスプレッドの製造では、原料に混入した異物や、果物のへた・葉・枝・種などの夾雑物を取り除くため…

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〈物流改革〉
業務用卸のPBで共同物流を本格始動

 食品メーカー大手5社が共同出資で立ち上げた物流会社F-LINE(東京都中央区、深山隆社長)は、全国の有力業務用卸が組織運営するJFSA(日本外食流通サービス協会、滝口良靖会長)と協業し、中西部ブロックの物流業務を請け負う。JFSAやジェフサ中西部物流(中村一朗社長)と共にメーカー向け説明会を都内で24日開き、PB商品などの委託メーカー100社超に共同物流への参加を呼びかけた。

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〈技能者育成〉
メープルスイーツコンテスト作品募集

 メープルシロップの輸入・販売を手掛ける㈱クインビーガーデンは「第14回クインビーガーデン メープルスイーツコンテスト」を開催する。プロの菓子職人、パン職人、料理人を対象に、6月1日から作品募集を開始する。募集するのは洋菓子部門、パン部門、和菓子部門。洋菓子は3時間以内、パンは5時間以内、和菓子は1.5~2時間以内に製作でき、いずれも商品化が可能であることと、クインビーガーデンが扱う「ケベック・メープルシロップ」か…

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〈設備投資①〉
建設中の新工場に追加投資、アイスブランドを強化

 森永製菓は群馬県高崎市の高崎工場で第3工場の建設を進めているが、アイスクリームの製造ラインを新設するとこのほど発表した。昨年6月の建設発表になかった内容。アイスクリームの市場拡大が続いており、主力ブランドの強化と生産体制の再構築を加速する。付帯設備や製造設備に86億円を追加投入する。高崎工場はフラグシップ工場として「ハイチュウ」や「カレ・ド・ショコラ」…

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〈設備投資②〉
東北エリアの売上げ急伸、仙台営業所を拡大

 小型充てん機で国内シェアトップのナオミ(大阪府箕面市、駒井亨衣社長)は、仙台営業所の開設から10カ月で初年度の売上げ目標の約2倍を達成した。そこで従来の2倍の広さを持つ新営業所を仙台市泉区に30日オープンする。予想以上の反響を踏まえ、併設するショールームには全種類の充てん機を揃える。粘体や液体、粉体など様々な充てんテストが可能になる。東北はアカモクやイクラ、水産缶詰のタレなど粘度の高い充てん物が多く…

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〈海外展開〉
龍大食品と提携、スープ春雨を中国全土で販売

 本場中国で春雨(はるさめ)の新たな食べ方を提案する――。ひかり味噌(長野県諏訪郡、林善博社長)は中国の大手食品メーカー龍大食品集団有限公司(山東省)と業務提携し、スープ春雨の製造販売をこのほど開始した。山東省のスーパーを皮切りに中国全土に流通を広げる。ECサイト大手の天猫や京東商城でも6月から販売する。ひかり味噌は即席みそ汁づくりで培った味の調合技術を…

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