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【株式会社水産タイムズ社】 TEL:03-3456-1414

Top Interview

コストダウンは「生産性向上よりも高質化で」 ニチレイフーズ    内海昌彦 生産本部長

 冷凍食品の市場環境を業界の多くは「市場最悪」と受け止めているが、それほど厳しい市場の中で、前期の事業収益を伸ばしたのが業界トップメーカーのニチレイフーズ。
 どこにその秘訣があるのか、生産部門を率いる内海昌彦専務に聞いた。内海氏は元々営業畑。生産現場の経験はほとんどないが「素人だからできることはある」と捉え、冷凍食品の歴史始まって以来の混乱期に独自の手法を取り入れて成功事例を重ねている。

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食品工場訪問記

フルーツゼリーも大切な主力商品 マルハニチロ食品・下関工場㊤

 マルハニチロ食品の下関工場(加藤博昭工場長)は、大洋漁業(旧マルハの前身)の水産加工工場として1986年(昭和61年)に設立。98年までちくわ製品を主に生産してきたが、その後は揚げ物ラインも入れ、生産規模を拡大した。2006年に加工食品の工場を新設し、ゼリー2ライン、レトルト1ラインが稼働した。

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新製品紹介

冷凍エビグラタン対応ロボを展示 世界最速ピッキングロボット

 ニチモウ(東京都品川区、小池由紀夫社長)のブースは、冷凍エビグラタン製造に対応した世界最速のピッキングロボットを搭載した具材トッピング用『FlexPicker』を紹介した。
 同製品はニッコー(北海道釧路市、佐藤厚社長)が設計製造を行い、ニチモウが販売しているもの。
 『FlexPicker』は、食品の箱詰め用途のピッキングロボット。

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洗浄性高めたグラインダー

 日本キャリア工業はサニタリー性を向上させた新型グラインダーを発売した。プレートナイフの異常磨耗を防ぐ機能も新たに加えている。
 グラインダーは挽き肉を作る装置。日本では数年前に比べ安全に対する要求が格段に厳しくなっているため、同社の新型グラインダーはチャージングボックスを開閉式にして複雑な構造を持つ部分を洗い易くしている。

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国産初の大型真空タンブラーを発売

 平井カンパニーは国産の大型真空タンブラー「マイスターCVTシリーズ」を新たに発売した。同分野で大型機種のシリーズ化は日本で初めて。
 肉に調味液をすばやく浸透させる真空タンブラーは欧米の機器を使うケースが多い。バックヤードなどで使う小型機種は多くが国産の装置だが

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業界の動き

日本初、国際冷凍会議ICRの2015年開催決まる

 日本で初の国際冷凍会議(ICR)が2015年に開催される。国際冷凍学会(IIR)がパリで11日開いた執行委員会で、投票により誘致が決まった。
 IIRは61カ国が参加する冷凍空調に関する国際機関。日本は空調の先進国でありながら、100年以上の歴史を持つIIRの活動の中で、ICRが開催されたことはなかった。

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HACCPのガイドブック、再販売

 食品産業センターは完売していた「HACCP実践のための一般的衛生管理マニュアル」の再販売をこのほど開始した。
 96年の病原大腸菌O157の大流行以来、食品の安全性を求める声が一段と高まり、その決め手といわれるHACCPの導入が進んでいる。

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CO2削減に最大効果 冷食共同物流を拡大

 冷食大手メーカー3社が取り組んでいる冷食共同物流のエリアを西中国(広島、山口、島根西部)にも15日から拡大した。
 物流効率化により「各社最大の懸案事項である排出CO2の削減に大きな効果を見込んでいる」と

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NEWS headline

野菜の流通加工拠点を千葉県旭市に竣工           ニチレイFと農業生産法人の合弁、全量買い取り貯蔵・加工

 ニチレイフーズと千葉県の農業生産法人・㈱テンアップファーム社が合弁で設立した「ベジポート有限責任事業組合(LLP)」は青果物の流通拠点施設「旭センター」を千葉県旭市鎌数のあさひ新産業パーク内にこのほど完成し、11日現地で工場始動式、同市内のホテルで竣工祝賀会を開いた。
 近隣の契約農家から農作物を全量買い取り、集荷、選果、調整、包装するだけでなく

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厚労省、食品表示の中間まとめを公表        「中小零細事業者への負担配慮も必要」

 厚生労働省は食品の表示に関する共同会議で「原料原産地などの情報開示の制度化に向けて」の中間的な論点をとりまとめ、8日公表した。それによれば、情報伝達手段として「ホームページや2次元バーコード、FAXなどの視野を考えるべき」という意見が多かった。

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今週のトピックス

FOOMA、最新技術と往年の「技」融合

 国際食品工業展「FOOMA JAPAN2009」が東京ビッグサイトで9~12日開催された。開会式で「関係者の期待と熱意の賜物」と尾上昇会長(尾上機械社長)が力強く呼びかけたように、東西8ホールで開催した結果、10万3400人を超える来場規模となった。食品機械や最新技術への期待の高まりを示した。

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ビッグサイトの生ゴミを処理

 SINKPIAジャパンは業務用生ゴミ消滅機のプロトタイプ(写真)をFOOMAに出品した。ビッグサイトのレストランなどから出た生ゴミを比較的短時間で処理する実演も行なった。

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洗浄効果のセミナーに関心集まる

 クレオがFOOMA期間中に開いたセミナー「食品工場における洗浄の最適化」は立ち見がでるほど聴衆者で溢れ、業界関係者の食品衛生に対する関心の高さを示していた。プレゼンしたサニテーション事業部の小林泰久氏は「よい洗浄は“TACT”で決まる」と強調。同社が提案している洗浄作業の管理ポイントを説明した。

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新発売のIH連続フライヤーを紹介

 ヤナギヤ(山口県宇部市、柳屋芳雄社長)は、業界初となるガスを使わない電磁誘導加熱式のIH連続フライヤーをFOOMAで紹介した。
 IH加熱とは、コイルに電流を流して磁場を発生させ、電磁誘導により生じた渦電流の抵抗により金属を発熱させる。

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電動うろこ取り機で5倍速処理

 ホクト(愛媛県新居浜市、高橋義樹社長)は、ハンディタイプの電動うろこ取り機「うろこ取り名人」をFOOMAで紹介した。
 「うろこ取り名人」は、独自開発した歯を電動で回転させ、アジ、キス、ヒラメ、サーモンといったどんな魚も身を傷つけずにうろこを剥がす。

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ウォーターフライヤー、油使用量半分に

 決して混ざり合わないという水と油の分離特性を利用したウォータークリーンフライヤー。温度差を利用して油の酸化・劣化を防ぎ、油の消費量が従来の1/2以下で済む。油の下で金魚を泳がすデモンストレーションは来場者の注目を集めた。 

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印字を落ちにくくするコロナ表面処理装置をライン化

 ウイル(埼玉県入間郡)は包装フィルム印字専用の小型コロナ表面処理装置を提案している。
 合成樹脂、金属、紙などの表面の性質を高電圧のコロナ放電照射により改善する装置。一般に親水性、接着性、印刷性がよくなる。

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油ろ過パウダーでコストダウン

 コマツ製作所は食用油ろ過機の展示とともに、ろ過パウダー「AVダウンⅢ」をアピールした。
 「AVダウンⅢ」はアルカリ性の成分で油の酸を中和し、油の酸価を低下させる。濁りも除去し、新油に近い透明度に回復できる。

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バブリング解凍機で品質保持

 業務用の冷凍冷蔵庫、急速冷却・冷凍加工機などを製造販売する福島工業(大阪市)は、フグ料理専門店などを展開する関門海(大阪市、谷間真社長)と共同開発した「ヒートポンプ式ウォーターバブリング解凍機」をFOOMAに出展した。
 解凍時間が短く、なおかつドリップによるロス率を低く抑えることができる。

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業界の動き

磁界を帯びた異物を検出

 ニッカ電測は新型の「微小金属検出機」をFOOMAで前面に押し出した。従来品とは原理が違い、磁気センサーにより磁界を帯びた異物を検出する。ステンレスは圧力を加えると磁性体になる特徴を生かし検出が可能とした。困難だった微小な針金の検出も可能になった。

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ゴム質の異物を検出 「欠品検査」にも

 アンリツ産機システムはX線異物検出機「KD74-h」シリーズの最新型を提案した。新型のセンサーを採用し、従来検出ができなかった0.2mmの微小金属異物の検出も可能にした。
 新型センサーに適応した新アルゴリズム(処理手順)を搭載。

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最新の画像処理機能を搭載した検出機

 イシダは業界初のGA(遺伝的アルゴリズム)を搭載したX線異物検出機「IXシリーズ」の新型機を展示した。
 画像処理の最新技術である「進化的画像処理」を採用。生物界の遺伝と進化のメカニズムを画像処理のアルゴリズムに応用し、異物を検出するという目的に対して、その最適化をコンピュータが自動的に行なうシステム。

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ライン稼働を意識し、使いやすさを前面に

 寺岡精工はX線異物検出機「TXSシリーズ」の最新型「TXS-5055」を展示した。「簡単設定」をコンセプトとし、自動設定に反映、使いやすさをアピールした。
 X線検出機は毎日ラインで使用するので利便性を追求。

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