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【株式会社水産タイムズ社】 TEL:03-3456-1414

人☆フォーカス

モバックショウ来週開幕 新製品続々、実演も多数 
日本製パン製菓機械工業会 鈴木孝常務理事

 日本製パン製菓機械工業会は「2023モバックショウ」を千葉・幕張メッセで2月28日~3月3日の4日間開催する。感染拡大がようやく落ち着き、商談機会が復活して展示会にも人出が戻り始めていることから出展社の意気はあがっている。コロナ禍の最中でも新製品や新技術の開発に余念はなく、いつにも増してバラエティーに富んだ製品が集まった。工業会の事務局長として準備を取り仕切る鈴木孝常務理事に今回の出展傾向や見どころについて話を聞いた。

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ニュースフラッシュ

サーティワン、過去最高の売上げ達成

 アイスクリームチェーンの「サーティワン」を展開するB-Rサーティワンアイスクリーム(東京都品川区、ジョン・キム社長)は2022年12月期の売上高が220億円となり、1973年の創業以来、過去最高を記録したと発表した。既存店1店舗あたりの年間平均売上高も過去最高の4300万円超となった。キム社長は16日の決算会見で「営業利益(17億円)、税引き前利益(16億円)ともに2工場体制以降では過去最高を達成した」と語り…

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自社初の植物工場を建設、成長戦略へ舵切る

 産業用チェーン・マテハン機器大手の椿本チエイン(大阪市)は人工光型の大型植物工場を福井県美浜町に建設すると発表した。レタス類を1日約2.2t生産する計画で、福井県では最大規模となる。コンビニや中食・外食市場では植物工場野菜の需要が拡大しており、成長市場の獲得に乗り出す。投資額は約28億円。事業開始は2025年5月を予定している。

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シャープが空間活用の次世代型倉庫を新提案

 シャープは物流倉庫を多層階構造にし、自動搬送ロボットを使ってピッキング作業の省力化を実現する「多層階ロボットストレージシステム」の受注をこのほど開始した。物流倉庫の商品保管スペースを2階以上の多層階構造にすることで、これまでデッドスペースになっていた空間を有効活用できる。シャープの試算によると、天井高約5.5m、面積約500㎡の倉庫を2階にした場合、コンテナ収容能力は1.5倍に拡大する。

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新たなサラダトレンド創出へ、全農・自治体とタッグ

 キユーピーは「サラダファースト」をスローガンにJA全農、全国各地の自治体と連携し、新たなサラダトレンドの創出と地産地消を組み合わせた野菜摂取促進の取り組みを開始する。フランスで親しまれているカジュアルサラダのペイザンヌサラダに着目し、地域特産品を使った「全国ご当地ペイザンヌサラダ」のレシピ開発を進める。特設サイトや量販店の売場などでプロモーションを展開する。

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AI新機能、「糖質カット」メニューを自動選択

 国産食材100%使用にこだわった冷凍食品のネット通販ブランド「旬をすぐに」を展開するファンデリー(東京都北区、阿部公祐社長)はAIが利用者のし好を学習し、1人ひとりに最適化したメニューを提案するサブスクサービスの「AI旬すぐ」に新機能を追加した。「糖質カット(糖質30g未満)」、「たんぱく質強化(たんぱく質20g以上)」を簡単に選べる「おまかせコース」を新設した。

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「2023年版 冷凍食品業界要覧」好評発売中

 水産タイムズ社は「2023年版 冷凍食品業界要覧」(B5判)を絶賛発売中です。冷凍食品関連企業1000社の会社概要から取扱品目、ブランド、連絡窓口までを記載。工場の所在地や工場長名、生産品目も記載しており、売り込みやDM発送に役立ちます。※「続きを読む」からお申込みができます。

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NEWS headline

製パン製菓業界の一大イベント、最新機器が集う
日本初開催、パン職人のワールドカップも

 日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長=マスダックマシナリー会長)主催の「2023モバックショウ(国際製パン製菓関連産業展)」が幕張メッセ(千葉市)で2月28日~3月4日開催される。隔年開催で28回目。「考えよう!地球の未来と食の未来!」をテーマに239社(1494小間)が出展する。モバックショウはマシーン、マテリアル、マーケティングの3つのMをキーワードに、生産現場の省力化や人手不足解消につながる最新機器、安全安心なパンや菓子を提供できるシステムづくりなどを集めた国際展示会。

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表面処理大手が食品分野に参入
アルミ包材の誤検出を防ぐ金検開発

 表面処理・鋳造装置メーカー大手の新東工業(名古屋市、永井淳社長)はアルミ包材の影響が受けにくい金属検出機「Tecnoeye(テクノアイ)」を一昨年開発したが、HACCP対応を進める中小の食品工場を中心に提案を強化している。最大の特長は独自技術の「磁気バイアス型磁力線検出方式」。金属異物の磁性(磁気を帯びた状態)を増幅する磁化機能と検出機能を一体化した磁気バイアスセンサを世界で初めて開発した。本業の表面処理の非破壊評価技術を応用した。※この記事は無料試読できます。

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今週のトピックス

<モバックショウ 注目製品①>
コンベア追従式の充てん機、段取り替えもスピーディ

 マスダックマシナリー(埼玉県所沢市、増田文治会長)は大型のトンネルオーブンを使って実演するなど、毎回迫力ある展示で注目を集める。今回も単体機から製造ラインまで多彩な製菓機械を展示する。目玉は新製品の「ライトデポリー」。段取り替えが容易な単列式の追従式多機能充てん成型機で、コンベヤ上を流れる製品に自動で追従し、中味の充てんだけでなく、飾り絞りなどにも対応する。今回はフィリングを絞るサンド機能を組み合わせた3連式を披露する。

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<モバックショウ 注目製品②>
卓上型の加熱撹拌機に全自動調理機能を搭載

 カジワラ(埼玉県八潮市、梶原秀浩社長)は新製品の卓上加熱撹拌(かくはん)機・全自動調理タイプ「小型加熱撹拌機KRクオッコ」を発表する。レシピに沿って原材料を投入し、ボタンを押すだけ。あらかじめインプットしたプロセスに沿って全自動調理する。標準でジャム、あん、ホワイトソースなどの10数種類ものレシピをすでに用意している。この用途の幅広さがセールスポイントで、和洋菓子店やリテールベーカリーに向けて提案を強化していく。

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<モバックショウ 注目製品③>
「製パンの基本」を押さえた製品群、有名シェフの実演も

 愛工舎製作所(埼玉県戸田市、牛窪洋光社長)は来場者に「製パンの基本」をじっくり見てもらうことをテーマに、ロングセラー機の縦型ミキサー「マイティ Sシリーズ」や、これまで手間のかかった天然酵母(ルヴァンリキッド)の製造を手軽にできるようにした自然発酵種発酵機 「ルバンシリーズ」、電気加熱式デッキオーブンの「MIWEデッキオーブン コンド」などを出品する。「マイティ Sシリーズ」は撹拌(かくはん)エリアにステンレス部品を多用することで、経年劣化や衝撃で起こる塗装はがれによる異物混入を防ぐ。

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<モバックショウ 注目製品④>
過熱水蒸気オーブンの新機種を初披露

 アサヒ装設(石川県白山市、山本康太社長)は21年に続く2回目の出展となる。「過熱水蒸気オーブン」の新型機や、直火加熱方式で熱効率を向上した「高効率ガス式フライヤー」などを出品する。約70年間にわたって培ってきた独自の加熱調理技術を応用し、味や食感、見た目の向上に貢献できることをPRする。「過熱水蒸気オーブン」は100℃以上に加熱した水蒸気を利用して、食材に熱を素早く伝え、うま味の流出を防ぐほか、野菜は色鮮やかに、肉や魚はジューシーでヘルシーに仕上げる。

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<日刊速報冷食タイムス>
ベトナムに低温物流の合弁会社

 ニチレイロジグループ本社(梅澤一彦社長)はベトナムのTan Bao An Logistics Joint Stock Company(TBA、Nguyen Quoc Bao社長)と低温物流事業の合弁会社「Nichirei TBA Logistics Vietnam LLC」を今月中に設立する。資本金は約4800億ベトナムドン(約27億円)。※この記事は無料試読できます。

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<日刊速報水産タイムス>
理想追求したカニカマ、「香り箱極」開発

 スギヨ(石川県七尾市、杉野哲也社長)が1972年にかに風味かまぼこ「かにあし」を開発してから昨年50周年を迎えた。長年カニカマ研究に取り組んできた同社は、次の時代を切り拓くための新たな挑戦として、カニカマの理想を追求した新商品「香り箱極(きわみ)」を3月1日発売する。※この記事は無料試読できます。

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<モバックショウ 注目製品⑤>
脱水式洗浄機、CO2削減のニーズを満たす

 クレオ(東京都中央区、名倉豊夫社長)は「洗浄の省人化」や「安全・安心な洗浄」といった製パン製菓業界の課題解決に向け、最新の装置から運用方法まで同社ならではのソリューションを提案する。コンベヤタイプの洗浄脱水機はコンテナなどの洗浄物を1時間あたり数100枚と連続で大量に処理できる。ポイントは脱水方式。低圧多水量による洗浄、すすぎの後、高速回転の遠心力で容器に付着した水滴を除去する。熱風を使う乾燥方式に比べてCO2削減効果が高く…

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<モバックショウ 注目製品⑥>
デュアル型のサーマルプリンタ登場、ダウンタイムゼロに

 産業用サーマルプリンタ製造のイーデーエム(東京都板橋区、安達拓洋社長)は新製品のデュアル連続式サーマルプリンタ「DT2000c」を出品する。従来の連続式サーマル(加熱式)プリンタ1台分と同等のスペースに2組のプリンタ部を備えたデュアル連続式が最大の特長。インクリボンの残量を自動計測し、リボン終了時にプリンタ部を自動的に切り替えることで、生産ラインを止める必要がないリボン交換の「ダウンタイムゼロ」を実現する。

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