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【株式会社水産タイムズ社】 TEL:03-3456-1414

人☆フォーカス

小規模の冷食製造 凍結機・容器の導入ポイント解説
ユーリーズ 多田鐸介社長

 秋恒例の食の複合展示会「FOOD展」がこのほど開催された。会期中のパネルディスカッション「冷凍惣菜の新時代~現状分析と将来展望」ではフードコンサルタントとして活躍するユーリーズの多田鐸介代表が小規模から始める自家製冷凍食品事業について進め方やノウハウを説明した。その中で急速凍結装置や容器を選ぶ際のポイント、凍結後の味の変化に注意する必要があることにも言及し、わかりやすく解説した。

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ニュースフラッシュ

「半自動おむすび製造機」開発、大阪万博でお披露目

 鈴茂器工(東京都中野区、鈴木美奈子社長)は、同社のご飯盛り付けロボット「Fuwarica」を連携させた新製品「おむすび製造半自動化システム(仮称)」をこのほど開発した。来年開催される大阪・関西万博の大阪外食産業協会パビリオン内に象印マホービン(大阪市、市川典男社長)が出店するおにぎり専門店に導入されることが決まった。象印が大阪・関西万博で展開するおにぎり専門店は同社の最上位モデルの…

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調理ロボ「I-Robo」とCKの合わせ技で業績向上

 イートアンドグループで中華専門店をチェーン展開する大阪王将㈱は埼玉セントラルキッチン(CK)の供給店舗数が関東エリアで50店を超え、餃子の生産量が店舗での手作りと比べて10倍になった。さらに調理ロボ「I‐Robo(アイロボ)」を最初に導入した西五反田店(東京都品川区)では食材費と人件費をトータルで約10%削減し、さらに客数と客単価のアップにつなげている。調理ロボは今後、直営の新店すべてに導入する。

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新店舗はトレーラーハウスで、商圏調査から出店支援

 パナソニック産機システムズはトレーラーハウスを活用した新たな店舗形態を開発し、小売店・飲食店向けに移動型出店ソリューション「HAKOSOL(ハコソル)」として11月から受注を開始する。空調や照明、冷凍・冷蔵ショーケース、監視カメラなどの業務用設備を要望に応じて組み合わせてレイアウト設計し、トレーラー店舗としてパッケージで提供する。さらに、商圏調査からトレーラー店舗の設計、施工、試運転、点検・保守まで…

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業務用の小型食器洗浄機がグッドデザイン賞

 ホシザキの業務用小型食器洗浄機「JW-100A」が今年度のグッドデザイン賞を受賞した。同社の受賞は5年連続、通算13回目(19製品)。特に近年注力している小型機シリーズでは22年度のスチコン、23年度のラピッドチラー(急速冷却機)と合わせた3機種がすべて受賞しており「小型店舗や小規模厨房を主なターゲットとしたコンセプト、機能性、業務用機器としての本質を追求したデザインが評価された結果」(同社)と捉えている。

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生産現場に潜む7つのムダ、プロが改善策を伝授

 「食品工場改善入門 集大成~金をかけずにすぐできる!~」(小杉直輝著)が水産タイムズ社から好評販売中です。著者は製造現場には7つのムダがあると指摘します。ムダの見つけ方からお金をかけないコストダウンの手法、屋台生産方式まで改善の実を上げるためのポイントを写真や図解を多用して解説しています。コロナ禍で人手不足感が急速に高まっている今、現場改善の虎の巻としてご活用ください。※「続きを読む」からお申込みができます。

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NEWS headline

「におい」の可視化に成功、新型検査機を開発
官能検査の負担軽減 人員不足解消へ

 電子計測器・食品検査機メーカー大手のアンリツ(神奈川県厚木市、濱田宏一社長)はこのほど都内で開催されたFOOD展に新製品の「におい検査機」を出品した。新開発の「においイメージングセンサ」によって原材料や生産品のにおいをデジタルデータに変換し、情報化・可視化する。におい検査の負担軽減と検査員不足の解消に貢献する。異物検出での活用も想定している。人間の鼻と似た仕組みがポイント。においに含まれる化学物質(におい分子)が人間の嗅覚受容体に相当するセンサの感応膜に…

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【水産業界の働き方改革①】
新型アシストスーツ投入、わずか10秒で装着
小規模事業者も導入しやすい低価格を実現

 労働環境や形態が特殊な水産業界では人手不足に悩んでいる企業が多い。有能な人材の確保や維持を行うためには作業者の負担を軽減する「働き方改革」が求められており、支援する側も水産業界に熱い視線を送っている。
 アシストスーツ製造のイノフィス(東京都八王子市、乙川直隆社長)は「生涯にわたり自立した生活を実現する」という理念を掲げ、外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツ EXO-Power(エクソパワー)」やサポーター型アシストスーツ「マッスルスーツ Soft-Power(ソフトパワー)」などを販売している。

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今週のトピックス

<水産業界の働き方改革②>
「カミナシ従業員」導入相次ぐ
外国人とのコミュニケーションも円滑に

 現場DXプラットフォーム「カミナシ」シリーズを提供しているカミナシ(東京都千代田区、諸岡裕人社長)が今年8月に発表した現場従業員管理システム「カミナシ 従業員」の導入が、水産加工業者などで相次いでいる。同システムでは、会社と従業員との連絡や給与明細の配布など、業務や労務上、重要になるコミュニケーションがひとつのツール上で完結できる。ブラウザから専用IDとパスワードでログインするため、メールアドレスを持っていない従業員でも自身のスマートフォンで使用できる。

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<水産業界の働き方改革③>
魚活ボックス、活魚の輸送で活躍
作業者「睡眠時間が確保できた」

 日建リース工業(東京都千代田区、関山正勝社長)が開発した活魚運搬用装置「魚活ボックス」は水産業者や運送業者の労働負荷軽減に貢献していると注目を集めている。魚活ボックスは魚を活きたまま、荷物化して輸送することができるレンタルコンテナ。ブロワーポンプ、酸素ボンベ・循環ポンプ、バッテリーが標準装備となっている。輸送時以外は、100V電源で稼働可能で、コンセントに挿しておけば、自動的にバッテリーが充電される。魚活ボックスには、主に標準タイプ、小型タイプがある。

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<水産業界の働き方改革④>
新人教育はスマホ動画にお任せ
OJTの負担と時間を削減

 2018年創業のスタートアップ、Tebiki(東京都新宿区、貴山敬社長)は自社開発の動画教育システム「tebiki」を企業に提案し、現場が抱える教育課題の解決に貢献している。マニュアル作成の負担や時間を減らすことで業務効率化を図り、長時間労働の削減による働き方改革の実現につなげている。製造や物流の現場で働く、机を持たないデスクレスワーカーの教育は一般的に紙のマニュアルとOJT(実地研修)によって行うが、文字やイラスト、写真を使ったマニュアルは…

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<日刊速報水産タイムス>
二葉、創業100周年祝賀会に1000名参集

 二葉(鈴木英明社長)は創業100周年記念祝賀会を東京・丸の内の東京會舘で17日開催した。国会議員ら来賓をはじめ冷蔵倉庫、流通業者、食品メーカーなど関係者約1000名が参集した。鈴木宏会長が9月30日に亡くなったが、「故人は生前、皆様への感謝の心を何より大切にしていた」(同社)として、祝賀会を予定通り開催した。

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<日刊速報冷食タイムス>
給食大手シダックスにミールキット導入

 オイシックス・ラ・大地は子会社化した給食大手のシダックスに、オイシックスが監修した業務用ミールキットを導入する。社員食堂や老健施設、保育施設の課題である人手不足に対応する。さらに付加価値のある食材・メニューで利用者の満足度を高め、他の施設との差別化につなげる。

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<新製品①>
毛髪混入を防ぐAI検知システム、最短5秒で判定

 食品工場向けに衛生関連機器を製造販売するコトヒラ(長野県東御市、手塚仁也社長)はFOOD展に新製品の毛髪検知システム「毛髪探偵」を出品した。毛髪に特化した高精度の検知システムは業界初。AI画像処理によって衛生ユニフォームに付着した毛髪を最短5秒で検出する。付着した箇所は画面に表示されるため、ローラーなどを使って再度除去することで毛髪持ち込みを防ぐことができる。特許出願中。装置内の所定の位置に立ち、センサに手をかざしてモニタを起動するだけ。

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<新製品②>
粉体から空調機をガード、目詰まりを防ぐ新フィルタ

 ダイキン工業の子会社でエアフィルターのトップメーカー、日本無機(東京都台東区)はFOOD展に粉体から空調機内部の汚れや目詰まりを防ぐ新製品の「パウダーガードフィルタ」を出品した。製粉や製麺、製パン製菓などの食品工場では生産工程で発生する粉体が空調機内の熱交換器や圧縮機に付着することで、空調能力の低下による電気代の増加、カビや虫、腐食が発生するリスクを抱える。汚染対策として吸い込み口に不織布のフィルターなどを設置するが、粉体の捕集効果が薄かったり…

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<新製品③>
アイルランド発、床置き型のグリーストラップ

 水処理エンジニアリングのグローバル企業、FM Environmental(本社アイルランド)はFOOD展に出展し、廃油強制分離自動回収式グリーストラップ「Grease Guardian (グリースガーディアン)」を初披露した。日本国内では珍しい床置き型のグリーストラップ(油脂分離阻集器)。会期中は食品機械メーカーの関係者からも注目を集めた。日本のグリーストラップは埋め込み型がほとんどだが、欧州では衛生面の理由からシンク下などに設置する床置き型が一般的という。

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<新製品④>
冷蔵ロッカー型自販機を来年発売、収納最大40室

 富士電機は冷蔵ロッカー型自販機を来年3月発売する。青果や生花などの不定形品や、ホールケーキ、寿司折詰めなど大型の冷蔵商品が販売できる。小売業やアグリ分野など、これまで自販機が活用できなかった市場に訴求する。商品の収納室は間仕切りを使って分割できるため、最大40室で販売できる。間仕切りは着脱可能。商品の大きさや形状に合わせて収納室を自由にレイアウトできる。一般的な自販機は冷却ユニットから生じる冷気を収納室全体に循環させて保冷している。

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