「ココロを充たす」商品で勝負、市場開拓に積極果敢
カラミノフーズ 佐藤淳一社長
創業30周年を迎えるカラミノフーズ（東京都新宿区）は本格的な世界の味を再現した冷凍食品「世界のグルメ旅」ブランドの販路を順調に広げている。商品開発にも積極的で、直近では「世界のアウトドア飯」や働く女性をターゲットにした「冷凍スープ弁当」を売り出した。工場を持たないメーカーモデルで新マーケットを開拓し、「ココロが充たされる瞬間」に寄り添う。
≫続きを読む冷凍新団体が始動、凍結技術の基準づくりを進める
（一社）食品冷凍技術推進機構（鈴木徹代表理事＝写真＝東京海洋大学特任教授）は「第31回食品冷凍技術懇談会／食品冷凍技術推進機構キックオフ講演会」を５月29日、オンラインで開催した。同機構は冷凍食品、凍結食品に関して技術面から迫り、その健全な普及・発展を使命とする団体として今年３月に発足した。食品冷凍技術懇談会は鈴木特任教授が2020年11月から毎月定期開催してきたもので、今回から新団体の事業のひとつに位置付け毎月開催する。
≫続きを読む買掛照合業務にＡＩ導入、取引先600社へ利用拡大
日本アクセス（東京都品川区、服部真也社長）は富士通が開発したSaaS型ＡＩサービス「Fujitsu買掛照合ＡＩサービス」を、取引メーカーとの買掛照合業務の効率化を目的に導入し、運用を開始した。事前の試験運用で買掛照合業務に従事するスタッフ稼働時間の削減効果が確認できたことから、2025年までに年間で約１万2000時間の削減をめざし運用開始に至った。約２年間の移行期間で約600社の取引メーカーの買掛照合業務で同サービスを利用予定。一方、依然多くの取引メーカーとの間で、紙の請求書でのやり取りが残っており…
≫続きを読む冷凍惣菜のグループ会社を再編、６次産業化を強化
茨城県産野菜を中心に国産野菜を使用した冷凍惣菜メーカーの茨城もぎたてファクトリー（茨城県茨城町、久信田清人社長）は１日付で会社分割した。新会社の茨城もぎたてファクトリー（従業員32名）がこれまでの事業を引き継ぎ、旧会社は日本もぎたてファクトリーホールディングスに社名変更した。併せて、パートナー企業でもあるヤマダイ食品が保有する茨城ハッピー食品、大分ハッピー食品、青森ハッピー食品、みえきたもぎたてファクトリー、茨城もぎたてファクトリーの株式を日本もぎたてファクトリーＨＤが取得し…
≫続きを読むＵＤＦ生産額507億円、とろみ除く４区分は増加
日本介護食品協議会（森佳光会長＝キユーピー執行役員広報担当）は会員企業91社を対象にした2022年ＵＤＦ（ユニバーサルデザインフード）生産統計の集計結果を１日公表した。市販用・業務用を合わせた生産量は前年比95.5％の７万3943ｔ、生産額は96.8％の507億1800万円といずれも減少したが、これは「とろみ調整食品」が生産量・生産額でともに半減した影響が大きく、これを除くＵＤＦの４区分は概ね好調に推移した。生産量・生産額を区分別で見ると、「容易にかめる（区分１）」の生産量は…
≫続きを読む味の素とＮＴＴが食習慣改善の仕組みづくりで協業
味の素とＮＴＴはアミノ酸の研究開発の領域とＮＴＴが持つデジタルツインコンピューティングを組み合わせて、一人ひとりの食事内容や血糖値などの各種データを取得、活用し、食習慣改善をサポートする仕組みづくりに取り組む。デジタルツインコンピューティングは現実空間にあるものをデジタルコピーしてサイバー空間上に表現する先進技術。このほど協業に向けた基本合意書を締結した。糖尿病や脂質異常症、高血圧性疾患などの生活習慣病の予防に貢献する。健康の３大要素を運動、睡眠、食事行動と捉え…
≫続きを読む生産現場を改善する近道は「無駄の見える化」
「食品工場改善入門 集大成〜金をかけずにすぐできる！〜」（小杉直輝著）が水産タイムズ社から好評販売中です。最新事例を次々と取り上げながら作業現場のムダを顕在化し、改善してみせる――。しかも写真や図面を多用して誰にでもわかりやすく解説するのが「小杉流」の身上です。※「続きを読む」からお申込みができます。
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ＦＯＯＭＡ開幕初日２万2000人
昨年を上回る勢い
「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2023」が東京ビッグサイトで６日開幕した。出展社数は969社と昨年を大幅に上回り、過去最多を更新した。イベント開催制限が取り払われ、４年ぶりに通常に戻ったこともあり、初日の来場者数は昨年を2000人上回る２万2787人が詰めかけた。９日まで。今回のテーマは「Accelerate ＦＯＯＭＡ」。主催する日本食品機械工業会の大川原行雄会長（大川原製作所社長）は開幕式で…
≫続きを読むＦＯＯＭＡフォトルポ
ブリヂストンなど大手企業も出展
「世界最大級の食品製造総合展」をうたうＦＯＯＭＡには大手企業の出展も目立つ。タイヤメーカー大手のブリヂストンは初出展。自社開発した食品ハンドのＡＩソフトロボティクスを披露している。ベアリングで世界シェア１位のミネベアミツミは堅牢でハイジェニックな独製（ミネベアインテック社）の検査機を多数出品している。紙容器充てん包装システムのグローバルサプライヤー、日本テトラパックは数十年ぶりの出展。無菌充てんの紙容器をアピールしている。
初日の様子を写真で紹介する。
≫続きを読む第２回ＦＯＯＭＡアワード、最優秀賞を発表
日本食品機械工業会は優れた研究開発の成果を顕彰する「第２回ＦＯＯＭＡアワード2023」の受賞製品を６日発表した。最優秀賞はサタケ（広島県東広島市、松本和久社長）のベルト式光選別機「ベルトゥーザスペクトラ」が受賞した。「ベルトゥーザスペクトラ」は穀物やナッツ類などの原料の中から着色物・異物などの不良品を検出して、圧縮空気で除去する装置。これまでの近赤外線域と可視光線域にＸ線域を加えることで…
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＜FOOMA 注目製品＞
現場のムダ削減、モバイルアプリが有効
コンビニベンダー140工場が採用
カミナシ（東京都千代田区、諸岡裕人ＣＥＯ）は「FOOMA JAPAN2023」で現場ＤＸプラットフォーム「カミナシ」のユーザビリティ（使い勝手）の高さをデモンストレーションや導入事例の展示を通じてＰＲしている。「カミナシ」はモバイルアプリを活用して“現場のムダ”を削減するサービス。現場で働く「ノンデスクワーカー」の負荷を軽減することで作業性向上に貢献する。手書き情報のデータ化やメール報告など非効率な事務作業を自動化するほか、作業手順の教育にも活用可能。カスタマイズ性も高く…
≫続きを読む＜プロトン凍結技術＞
細胞凍結保存の共同研究を開始
プロトン凍結機で知られる菱豊フリーズシステムズ（奈良市、二宮一就社長）と国立研究開発法人の医薬基盤・健康・栄養研究所、中部電力は再生医療・創薬分野における細胞凍結保存の共同研究契約をこのほど締結した。バイオ分野での凍結技術開発を含む共同研究を開始する。再生医療は細胞や組織などを使うことで、これまで治療困難だった病気を治す可能性があり、未来の医療として期待されている。しかし、病気の種類によって治療に使う細胞製品は異なり…
≫続きを読む＜冷凍冷蔵倉庫＞
川崎市東扇島に９階建て物流施設、冷凍冷蔵に対応
物流不動産開発のＥＳＲ��（東京都、スチュアート・ギブソン代表取締役）は冷蔵倉庫のメッカ、神奈川県川崎市東扇島に敷地面積７万7725�屐複暇�3512坪）、延床面積34万9003�屐�10万5573坪）の９階建て、冷凍冷蔵対応のマルチテナント型物流施設「ＥＳＲ東扇島ディストリビューションセンター」をこのほど竣工した。冷蔵冷凍、ロボティクス、ハイスペックの物流システム導入を前提に、高圧電力供給などに対応している。免震構造。設計は東急建設、タカトタマガミデザイン、渡辺美緒デザイン事務所。施工は東急建設。
≫続きを読む＜日刊速報水産タイムス＞
水産売場に「だいたい毛ガニ」
カネテツデリカフーズ（兵庫県神戸市、村上寛社長）は、カニの中でも特に高級な「毛ガニ」のずんぐりとした見た目・味・食感を再現したカニの代替商品「だいたい毛ガニ™」を全国の量販店の水産売場向けに１日発売した。
≫続きを読む＜日刊速報冷食タイムス＞
ケンミン食品、篠山工場の自販機売上げ２倍
ケンミン食品は篠山工場（兵庫県丹波篠山市）前に設置している冷凍ビーフン自動販売機を４月26日に１台増設し、２台体制にしたところ、ゴールデンウィーク期間（４月29日〜５月７日）の９日間に約1000個を売上げ、目標の600個をクリアした 。
≫続きを読む＜新商品＞
高齢者給食用の食感改良剤、漬け込むだけでやわらかく
味の素は漬け込み時間わずか10分間で肉や魚の自然な食感をそのままに食べやすいやわらかさにする業務用調理料(食感改良剤）の「やわらかしっとり調理料(速効タイプ）」を高齢者施設・病院給食向けに１日発売した。食塩相当量が低いのもポイントで、食事摂取基準を満たしつつ、食べやすくおいしい献立を実現する。人手不足が深刻化する給食現場の負担軽減と調理時間の短縮に貢献する。
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