食品工場の工期短縮、「コンカレントエンジ」に強み
中設エンジ 東京事業本部営業部部長 富山英雄氏
食品工場建設・総合エンジニアリングの中設エンジ（名古屋市、今井重利社長）は東京ビッグサイトで６月６〜９日開催される「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2023」に出展する。顧客の立場で要望をくみ取り形にする「ユーザーズエンジニアリング」や、関係部門の人材が共同で作業にあたる「コンカレント（同時並行）エンジニアリング」などを前面に打ち出す。富山英雄部長に出展の見どころや意気込みを聞いた。
≫続きを読むタイのSCGJWD拠点レポート（下）
SCGニチレイロジ「設備増強を検討」
ＳＣＧニチレイロジスティクス（サムットプラカーン県）の冷蔵倉庫は、2014年稼働の１期棟（庫腹２万2800ｔ）、21年稼働の２期棟（同２万4660ｔ）がある。３期棟の立ち上げ（設備増強）も検討している。１期棟と２期棟は隣接し、いずれも平屋建て、鉄骨造。在庫率は高水準を保っている。受託貨物は鶏肉を中心とした畜産品、原料果汁、乳製品、タイ国内での消費拡大が進む冷凍食品等。顧客はタイ企業が中心だが、国内外から幅広く貨物を受託している。
≫続きを読む日食工、大川原会長「一致団結を」
（一社）日本食品機械工業会（大川原行雄会長＝写真＝大川原製作所社長）は総会を26日東京港区の東京プリンスホテルで開催した。総会後の懇親会で大川原会長はＳＤＧｓなどの中期的目標に一致団結してあたろうと、次のように挨拶した。「新型コロナ感染症は５類となり多くの人が今後に期待しているが、当業界はまだ厳しいのが現実。会社としても機械鋼材の値上がり、電子部品の値上がりや納入遅延があり…
≫続きを読む製パン製菓工業会、増田理事長「今年は世界へ出る」
協同組合日本製パン製菓機械工業会（増田文治理事長＝写真＝マスダックマシナリー会長）は第62回通常総会を京都市内で17日開催し、2023年度事業計画や予算案などを審議承認した。増田理事長は総会挨拶で次のように語った。「日本の置かれている少子化という環境の中で新しい成長を求めるには、やはりグローバルな世界に出ていかないといけない。そこで、今年は久しぶりに工業会でＩＢＡ展（独ミュンヘン、10月22〜26日）への視察…
≫続きを読む水素焙煎機で特許出願、23年中に実用化へ
ＵＣＣ上島珈琲は水素を熱源とする「水素焙煎機」の開発と実用化に取り組んでいるが、このほど水素焙煎の技術に関する発明について特許出願したと発表した。協力会社で産業用熱設備の設計施工・開発を手がけるヒートエナジーテック（横浜市）との共同出願。水素焙煎に関する特許出願は日本初となる。コーヒー焙煎の熱源には一般的に天然ガスが使われるが、ＵＣＣはＣＯ２を排出しない水素を熱源とする…
≫続きを読む途上国の学校給食支援、チャリティウォークに参加
国連ＷＦＰ協会（日本事務所・横浜市）は「ＷＦＰウォーク・ザ・ワールド大阪」を万博記念公園（吹田市）で27日開催した。当日は食品工場エンジニアリングの中設エンジ（名古屋市）も参加した。大阪事業本部に所属する14名が「下の広場」から「花しょうぶ田」、「木漏れ日の滝」などを巡回する10�劵魁璽垢鯤發い拭�参加メンバーの金岩聡広報室副室長は「当社は食品工場を作っており、食の問題を考えるうえで…
≫続きを読む「2023年版 冷凍食品業界要覧」好評発売中
水産タイムズ社は「2023年版 冷凍食品業界要覧」（Ｂ５判）を絶賛発売中です。冷凍食品関連企業1000社の会社概要から取扱品目、ブランド、連絡窓口までを記載。工場の所在地や工場長名、生産品目も記載しており、売り込みやＤＭ発送に役立ちます。※「続きを読む」からお申込みができます。
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「FOOMA JAPAN2023」特集（下）
新方式の金属検査機、アルミ包材・冷凍食品にも対応
「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2023」の開幕がいよいよ来週に迫った。今年は東京ビッグサイト東展示棟の全ホールで６月６〜９日開催し、過去最多の953社が出展する。前号に続き、注目製品を紹介する。
異物検査機メーカーのシステムスクエア（新潟県長岡市、山田清貴社長）はアルミ包材内の微小金属粉を検出する「磁化式金属検出機＝写真」をはじめ、ミリ単位の残骨検出に威力を発揮する「デュアルエナジーＸ線検査機」、ＡＩ機能をオプション搭載できる「かみこみＸ線検査機」など高感度な各種検査機を出品する。
≫続きを読む段バラシ・段積みはロボにお任せ
食品容器の次世代型洗浄ライン
食品工場の容器洗浄機でシェアトップのクレオ（東京都中央区、名倉豊夫社長）はＣＯ２削減効果が高い洗浄脱水機と産業用ロボットを組み合わせた次世代型の洗浄システムを展示し、ロボットが内箱（食品容器）の投入と取り出しを繰り返すデモンストレーションを披露する。人手不足が深刻度を増す中で容器洗浄の工程も自動化のニーズが高まっており、同社は洗浄工数の削減と大幅な省人化で食品工場の生産性向上に貢献する。実際の導入現場では洗浄脱水ラインの投入口と出口それぞれに…
≫続きを読む面倒な部品洗浄の救世主、進化するバブリング洗浄機
業務用厨房機器大手のタニコー（東京都品川区、谷口秀一社長）は「LooK at Ｔ」をテーマに「バブリング洗浄機」の新型などを出品する。「Ｔ」にはTry（新製品）、Team（Teamタニコーとして生産設備以外の福利厚生提案）、Trust（社会貢献活動）の意味を込めた。ユーザーの課題解決につながる総合力の高さをアピールするとともに、社会的責任に対する行動力を示す。今回の目玉は新型のバブリング洗浄機にすすぎ・乾燥装置を連結させた「バブリングユニット」。洗浄作業の省人化・省力化を実現する（写真は洗浄機を搭載した洗浄ラボカー）。
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＜FOOMA2023特集� �
食品工場の脱炭素化と自動化、一歩先行く新提案
前川製作所（東京都江東区、前川真社長）は同社の多様な技術によるソリューションを紹介する。最新のフリーザーや冷凍ユニットの実機も展示するが、メインにアピールするのはサステナブルな食品工場づくりを支援する「脱炭素」と「自動化」に関するソリューション。冷熱技術だけでなく、食品ロボット技術などでも先端を走る同社ならではのブースとなりそう。全体的に「スタイリッシュなブースにしているので、ぜひ見に来てほしい」（同）としている（写真は骨付きもも肉全自動脱骨ロボット）。
≫続きを読む＜FOOMA2023特集�◆�
冷凍機の排熱利用、給湯・霜取りに効果発揮
日本熱源システム（東京都新宿区、原田克彦社長）はＣＯ２冷凍機「スーパーグリーン」シリーズの実機を出品するが、今回は特に排熱利用による省エネ技術にスポットを当てた提案を行う。ＣＯ２冷凍機は高圧にする必要があるため一般的に低段圧縮機と高段圧縮機の２段階で圧縮する点が特徴。それぞれの圧縮機から排出される熱を有効利用できれば、非常にエネルギー効率のよい工場や倉庫が実現する。有効利用の一つは温水の生成。排熱を利用して貯湯タンク内の水を45〜65℃程度まで高め、給湯や暖房、洗浄用水として年間を通じて活用できる。
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海老協会、６月に大阪でエビフェス
一般社団法人日本海老協会（東京都中央区、藤井務代表理事）は６月６〜12日の７日間、「もっとエビが好きになる！エビフェス！2023 in大阪」を大阪市の阪神梅田本店１階の食祭テラスで開催する。入場無料。※この記事は無料試読できます。
≫続きを読む＜日刊速報冷食タイムス＞
昨年の惣菜市場規模、コロナ前を上回る
（一社）日本惣菜協会（会長＝平井浩一郎ヒライ社長）の調査によると、昨年の惣菜市場規模は前年比3.5％増10兆4652億円、コロナ前（2019年比）の市場規模10兆3200億円を1.4％上回った。※この記事は無料試読できます。
≫続きを読む＜FOOMA2023特集��＞
急速凍結機と解凍機が連携、解凍肉の「締め」実演
フクシマガリレイ（大阪市、福島豪社長）は「GALILEI GO!!」をテーマに未来の食品工場に向けた改善提案を行う。今回の目玉は急速凍結機と解凍機を使った冷凍肉加工の実演。凍結工程と解凍工程の最適化によって、品質向上や衛生管理の高度化、作業時間の短縮を実現できることをアピールする。急速凍結機は最大−40℃の冷却能力を持つ主力製品の「ブラストチラー／ショックフリーザー」とグループ会社のタカハシガリレイが開発したアルコールバッチ式の「ＬＳＨＯＣＫ」（−30℃〜−25℃）を展示し(写真はノンフロン冷凍庫)…
≫続きを読む＜FOOMA2023特集�ぁ�
自社製スパイラルフリーザー、FOOMAに初見参
フクシマガリレイグループの一員として大型フリーザーなどの産業用冷熱機器をメインに担うタカハシガリレイ（大阪市、鳴田友和社長）は、初めてオリジナルのスパイラルフリーザーを出品する。自社で設計しており、ドラムをダイレクトドライブで駆動する方式を採用。今回はプラスチックベルトのタイプを出品する。駆動部を上部に配置し、床をタンク式にしているため水・温水による洗浄性が容易で衛生的。ＦＯＯＭＡでは冷却実演はしないが、実際にベルトを駆動させた状態でデモンストレーションする（写真はＣＯ２冷凍機ユニット）。
≫続きを読む＜FOOMA2023特集�ァ�
HACCP対応ブラシ、用途に応じ多彩にラインナップ
総合清掃用品メーカーの高砂（東京都江戸川区、吉田典靖社長）はＨＡＣＣＰ対応ブラシ（ＨＰ、ＨＰＭシリーズ）を展示。主力のハンドブラシや粉末や細かいゴミの掃除に最適なベーカリーブラシ（＝写真）、配管・容器の清掃を想定したボトルブラシなど豊富なラインアップ力をＰＲする。カスタマイズも可能で現場環境や使用機材に合わせて毛の長さや固さ、密度などの調整に対応する。極硬（スーパーハード）の特注ハンドブラシを導入したことで２時間以上かかっていた清掃作業を半分以下に短縮したケースもある。
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