食品・食品工場・食品機械のフードエンジニアリングニュース/FEN

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【株式会社水産タイムズ社】　TEL:03-3456-1414

提案先を食品工場に拡大
エフ・エム・アイ　松野敦副社長

　業務用調理機器やコーヒーマシンなどを輸入・製造販売するエフ・エム・アイ（東京都港区、木本武雄社長）はターゲット領域をこれまでの外食産業や病院・介護施設などから中小規模の食品工場に広げている。バッチ型の自動撹拌機やミキサー・スライサー、スチコンなどを提案し、省人化や自動化が遅れている中小工場の潜在需要を取り込むねらいがある。

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前浜の鮮魚を選別処理から凍結まで
横浜冷凍・長崎ソーティングスポット（上）

　横浜冷凍（横浜市、松原弘幸社長）が長崎市三京町に新設した「長崎ソーティングスポット（ＮＳＳ）」が順調に稼働している。日本有数の恵まれた漁場を背景に、前浜に揚がるサバやアジなどを選別から凍結まで自動化した。高品質の魚を安定供給することで地元の長崎県をはじめ九州全域の水産業界の活性化に寄与する。新施設の稼働を機に「カートン物」の生産を増やし、アジア、アフリカ諸国への輸出拡大も図る。

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モーリシャス沿岸の油流出事故に油吸着材を提供

　ナノファイバー（超極細繊維）技術による新素材の化学繊維「マジックファイバー」（特許取得済み）を製造するエム・テックス（東京都大田区、曽田浩義社長）は、モーリシャス沿岸の油流出事故の復旧支援を行うため「マジックファイバー」を使った油吸着材を提供する。日本政府が19日に派遣する第二次国際緊急援助隊が現地に届ける。ばら積み貨物船「ＷＡＫＡＳＨＩＯ」から流出した重油は沖合ではほぼ回収が進んでいるとされるが、海岸に漂着した油の回収は難航している。

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「2021モバックショウ」コロナ対策を発表

　日本製パン製菓機械工業会（増田文治理事長＝マスダックマシナリー社長）は「2021モバックショウ（第27回国際製パン製菓関連産業展）」の開催に向けて準備を進めているが、新型コロナの感染防止に関する特例対応をこのほど発表した。「2021モバックショウ」はインテックス大阪で2021年３月９～12日開催する。会期中の感染予防対策として、大阪観光局や日本展示会協会が発表している予防ガイドラインに従い、基本方針を策定した。

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事業提携で水産加工事業を強化

　食品工場や物流倉庫、飲食店などの設計施工を手がけるラックランド（東京都新宿区、望月圭一郎社長）は、工作機械や機械ユニット、輸送用機器の部品を製造する㈱ヤマザキ（静岡県浜松市）と資本業務提携したと３日発表した。ヤマザキが持つ特許技術で、水質浄化に効果があるとされる「マイクロバブル」の発生技術を活用し、水産加工事業を強化する。ラックランドは冷凍冷蔵設備の施工を得意とする。事業領域を広げるため…

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大戸屋とオイシックスが冷凍惣菜開発で提携

　外食の大戸屋ホールディングスは宅配のオイシックス・ラ・大地と14日業務提携した。オイシックスが持つ有機野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品などの販売に関する生産者ネットワーク、ミールキット工場、物流、配送、顧客網、ＥＣシステムほかの経営資源と、大戸屋のブランド力、認知力、店舗網ほかの経営資源や、「店内調理」を原点とするノウハウを相互に生かし、両グループの企業価値、株主価値の向上を図ることができると判断した。

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コロナで食意識に変化、「経済性志向」高まる

　日本政策金融公庫の農林水産事業は７月に実施した消費者動向調査の結果概要を５日発表した。コロナの影響で食の志向や食品の購入方法、調理時間に変化が現れていることがわかった。食の志向を聞いたところ「健康志向」（39.7％）、「経済性志向」（37.7％）、「簡便化志向」（33.6％）が前回の１月調査に続いて上位を占めたが、「健康」と「簡便化」が前回から減少したのに対し…

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野菜の日に合わせ「サラダ白書」発表

　サラダクラブは８月31日の野菜の日に合わせて、野菜に関するアンケート調査結果をまとめた「サラダ白書2020」を発表した。2010年から実施している年次調査で、テーマを毎年変えている。今年は全国の20～60代の男女2059名にキャベツやパッケージサラダの「千切りキャベツ」に対する意識について聞いた。ふだん最も多く食べている野菜について聞いたところ、、「キャベツ」（21.4％）がトップとなり…

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青果専用の蓄冷剤を開発、パルシステムが採用

　シャープは青果配送専用の「適温蓄冷剤」を使った新配送システムをパルシステム生活協同組合連合会（東京都新宿区）、包装・梱包資材販売の㈱タニックス（東京都江東区）と構築し、運用を開始したとこのほど発表した。シャープが開発した温度（融点）12℃の蓄冷剤を使うことで、保冷時間の向上や消費電力の削減、青果物の低温障害防止などを実現し、人手不足解消や働き方改革に貢献する。パルシステムの相模センター（神奈川県愛甲郡）で７月20日配達分から本格運用し、今後は準備が整い次第…

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最新の映像解析で移動ロボット市場に参入

　キヤノンはガイドレス方式の自動搬送台車（ＡＧＶ）や自律走行ロボット（ＡＭＲ）などの次世代型移動ロボット市場に参入する。カメラを使って自己位置の推定と倉庫内の地図作成を同時に行う「Visual SLAM技術」を含む映像解析ソフトウェアの提供を開始した。高度な光学技術をベースに高性能なカメラやレンズを開発してきたキヤノンの新規参入は、物流ロボット市場に大きなインパクトを与えそうだ。第１弾として日本電産グループの日本電産シンポ（京都府長岡京市）と…

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〈最新技術〉
搬送システムの体験施設本格稼働

　ビューラー㈱は鹿児島県霧島市の上野原テクノパーク内にある同社拠点に開設した搬送システム「ＴＵＢＯ（チューボ）」の体験施設を今月、本格稼働した。穀物や米、コーヒー、ナッツなどのバルク材料を、やさしく安全に搬送するのがセールスポイント。ＴＵＢＯは、密閉したパイプ内の材料を、「ＴＵＢＩＴ（チュービット）」と呼ぶワイヤレスプッシャーエレメントを使って連続搬送を実現した世界初のチューブコンベアシステム。ステンレス製のパイプは･･･

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〈ＡＩ最前線①〉
説明できるＡＩ開発へ、発がんリスク判定に活用

　キユーピーはＡＩ技術の共同研究開発がＮＥＤＯ（新エネルギー・産業技術総合開発機構）の公募事業に採択されたと発表した。研究テーマは「説明できるＡＩの基盤技術開発」。将来の発がんリスクを判定する技術の開発、実現をめざす。横浜国立大学、東京医科大学との共同研究。プロジェクト期間は2024年度までの５年間。通常のＡＩは思考過程が不透明なブラックボックス型と言われ…

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〈ＡＩ最前線②〉
ロボットのティーチングが不要なＡＩ開発

　ＮＥＣはこれまでロボット専門家が人手で行っていたロボットのティーチング作業を自動化するＡＩ技術「目標指向タスクプランニング」を開発した。現場の作業者が作業目標を指示するだけで、ＡＩが最適な作業手順と制御命令を自動で生成し、ロボットに実行させる。作業内容が変更されることが多い食品工場や倉庫などへのロボット導入ハードルを下げ、使いやすくする。ロボットの導入と稼働にはティーチング作業が欠かせない。ティーチングは…

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〈物流ロボット①〉
自律走行ロボットを稼働、生産性2.5倍に

　冷凍冷蔵の物流倉庫や配送代行サービスを手がける㈱関通（大阪府東大阪市、達城久裕社長）は、兵庫県尼崎市の関西主管センター（鉄骨造７階建て、延床面積１万4700坪）で自律走行ロボット「Syrius（シリウス）」の実稼働をこのほど開始した。現場設計は早稲田大学創造理工学部経営システム工学科の吉本研究所が協力した。作業人員をこれまでの半数に削減したうえで、約2.5倍の生産性が見込めるという。

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〈物流ロボット②〉
物流ロボ向けシミュレーションサービス開始

　物流支援ロボットや無人フォークリフトなど自動運転モビリティの開発を手がけるＺＭＰ（東京都文京区）は、自動運転シミュレーターを活用した物流ロボ向けシミュレーションサービスを新たに開始する。同社が開発した自動運転シミュレーター「RoboSim」はロボットや自動運転車両の走行、挙動を仮想空間上で実現する。公道を走れないロボットや自動運転車両を「RoboSim」上で走行させ、自動運転アルゴリズムの検証などに利用されている。今回の新サービスは…

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〈設備投資①〉
創業70周年を機に新社屋、本社機能を移転

　厨房機器メーカーのフジマック（東京都港区、熊谷光治社長）は創業70周年を迎えたの機に新社屋を建設し、本社機能と東京の営業部門をこのほど移転した。７月13日から稼働している。本社内に新設した「東京クッキングラボラトリー」ではクッキングライブを８月26日から実施する。フジマックは外食産業をはじめ、ホテル・旅館、病院・福祉施設、給食施設、セントラルキッチンなどをターゲットに…

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〈設備投資②〉
中国子会社が新工場、ビスケットのライン増強

　不二家は中国のグループ子会社で製菓事業を手がける不二家（杭州）食品有限公司（浙江省杭州市）が同市内で第２工場を着工したとこのほど発表した。稼働は2023年７月を予定している。不二家（杭州）食品有限公司は主力のポップキャンディ（棒付きキャンディ）の販売が好調なことに加え、昨年からビスケットの製造・販売を開始したことで既存工場の生産能力が限界に近づいていた。そこで新工場を建設し、市場性が大きいビスケットの生産ラインを増強する。年間の生産出荷額は100億円をめざす。

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〈設備投資③〉
「棒ラーメン」の新工場建設へ

　棒状麺の「棒ラーメン」で知られるマルタイ（福岡市、見藤史朗社長）は佐賀県唐津市内に建設を予定している新工場の建設計画を６日発表した。同市内では既存の佐賀工場が棒ラーメンを中心に生産しているが、1966年の建設から50年以上が経過し老朽化が激しい。製品の品質と安全安心の確保に取り組むため、新工場建設が必要と判断した。敷地面積は約２万5000㎡。延床面積は7300㎡。「棒ラーメン」の製造ラインを構築する。

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